精液は愛の味

『体と心のセックス・ライフ』2010年2月分(Section-317〜320)

精液は愛の味
精液は愛の味

Section-317『オルタナティヴ・ラヴ/香織編(30)』愛しあって、眠って

精液を飲む……
というのは、女性にとって特別な意味があるようだ。
男としては、フェラで射精することは最高のオーガズムだし、その精液を彼女が飲んでくれるのは、大きな喜びとなる。
精液は、生きた精子たちだ。
その細胞には、オレのDNAが刻まれ、オレの小さな小さな分身でもある。
精子が卵子と結合すれば、オレと彼女の子どもになる。
生物的にも心理的にも、精子は男にとって重要なものだ。
そのオレの精液を、彼女が飲んでくれる。
卵子に巡り会うことはなくても、彼女の体内で消化され吸収される。
文字通り、オレが彼女に食べられる。
比喩的には、もうひとつの合体だ。

精液は、味としてはそれほど美味しいとはいえない。
主成分は、精子がタンパク質、精子を流動的にする粘液には、クエン酸、果糖、プロスタグランジン(ホルモンの一種)、愛液としてのカウパー腺液などが含まれている。
味として「苦み」を感じるのは、タンパク質のため。サプリとして味付けされていないプロテインを飲んだことのある人なら、その苦さと同等だというのがわかるだろう。
彼女たちが、ときに「精液が甘い」と感じるのは、果糖が含まれているからだ。この果糖は、精子が泳ぐためのエネルギー源となる。
また、カウパー腺液は、糖を多量に含む糖タンパク質(粘液糖タンパク質)であり、この味も「甘み」の元になっている。
酸っぱいと感じるのは、クエン酸のため。レモンや梅干しが酸っぱいと感じるのもクエン酸の味である。 続きを読む