初体験は……

『体と心のセックス・ライフ』2003年7月分(Section-1〜4)

初体験は……
初体験は……

Section-1 『初体験』

思春期の頃――。
“セックス”は妄想と願望の的だった。
中学生になると、自分の肉体的な変化に気づく。声変わりし、背が伸び、髭が生え始めると、股間にもごわごわしたものが生えてきた。性教育などというものがあまり行われなかった時代だけに、体の変化は妙な違和感にもなっていた。
そして、クラスメートの女子を見る目が変わった。
女子にも体の変化が現れ、胸の膨らみやスカートから伸びる足に視線が向いてしまう。当時は膝下丈のスカートだったが、それでも性欲に目覚めた男子には眩しいものだった。現在の中高生の制服は、やたらとスカートが短いし、スタイルも良くなっている。彼女たちの周りにいる男子生徒たちに与える刺激は、きっと私たちの時代よりも大きいことだろう。
現在のように情報が氾濫していない私たちの思春期には、女性の体のことやセックスのことについては友だち同士で話すか、見ることを禁じられていた大人の本で見るしかなかった。いま思えば、安穏とした時代だ。
だが、それでも“本当のこと”はわからなかった。
実際に経験するまでは。

ある調査によると、男性のオナニー経験者は9割強、女性は7割強という。
女性はわからないでもないが、男性でも1割はオナニー経験がないとは驚きである。
男性の場合、最初は夢精だった……という人も多いらしい。寝ている間に勃起し、気がついたら射精していて、パンツが濡れていたというパターンだ。
第二次性徴期に入って、体が大人になっていくと、ある時からペニスが勃起するようになる。まだ幼さの残る年頃で、母親に「なぜ?」ときくと、「オシッコを我慢しているからよ」などと返答された(笑)。それもある意味では間違ってはいないが、はぐらかされていたのだ。 続きを読む