屈曲位

女性がイク瞬間を体感したことはあるか?

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たびたび取り上げている、女性が「イク」ことの話題。
この問題には、様々な誤解や勘違い、AVが原因の思い込みが多々見られる。
なぜ、これほどまでにチープな情報が多いかというと、イク経験をしている女性が少ないこと。イク女性が少ないから、イク瞬間を間近に体感する男性も少ないからだ。

そんなイクことに関する記事。

「イク」ことに悩むあなたへ 自身の欲望に耳を傾けてみて

■セックスでオーガズムを感じたことがありません
「男性の場合は『オーガズム射精』なので、感じていることが目に見えてわかりやすいですよね。一方で女性の場合、0.8秒の子宮の収縮があるとオーガズムを感じると言われています。ですが、お互いが同じタイミングで絶頂期を迎えるのは難しいですよ」

(中略)

性交のオーガズムを研究した「マスター&ジョンソン」によれば、女性の性反応は4段階に分かれていると定義されています。しかし、それだけでは一概に言い切れませんよね。イケないからと言って、焦燥感を持つことはまったくありません!

「『イク』という感覚を一生かけても味わえない人もいるでしょう。またオーガズムを感じる間もなく、妊娠・出産を得て今に至っている女性もいますよね。だからこそ、オーガズム(イクこと)を追求できることは、とても幸せなことだと思いますよ。今は感じられないけれども、セックスをポジティブに捉えて、探求していけば良いのですから」

マスター&ジョンソンの「4段階の性反応周期」を持ち出すのは、ちょっと疑問。この説は、もはや古典的(1954年発表)とされているからだ。
この説の概要を引用すると……

性反応(せいはんのう)とは – コトバンク

このような性行為において,男女がどのような生理的反応を起こすかについては,アメリカのW.マスターズとV.ジョンソンによって詳しく調査された(1954)。彼らは,人間が性的刺激を受けたときの肉体的・精神的変化を性反応sexual responseと定義し,性反応は,(1)興奮期excitement phase,(2)平坦(へいたん)期plateau phase,(3)オーガスム期orgasmic phase,(4)消退期resolution phaseの順に,4段階に変化するとした(図1)。また,これら各段階における男女性器をはじめ,身体の形態的・生理的変化を詳しく報告した。

これは性的な興奮レベルを分類したにすぎす、セックスの過程において体内でどのような変化と刺激が起こっているか、時間経過でどのように作用するかなどについては説明していない。その過程が解明できれば、オーガズムに至るためにはなにが必要かがわかることになる。そこまで解明されていないから、イクことができない女性が、どうすればイクことができるのかがわからない。

オレが書いた、関連過去記事は以下を参照。

セックスでイッたフリを する女性は、浮気っぽい…説

44%の女性が挿入によるセックスではオーガズムに達することができない…調査結果

女性がオーガズムにイけない理由とは?

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女性がイクまでの時間は?

われながら、いろいろ書いてるな(^_^)。
オレの経験則からの考察だが、19人の女性が対象なので、様々なタイプの女性がいた。有名AV男優の経験には及ばないが、それなりの経験則だと思う。

セックス教室では、イク経験をしたことがないからという理由の女性もいた。そんな彼女たちにも、イク経験をさせてあげられた。それが可能だったのも、オレの相手をしてくれた女性たちのお陰だ。誰にでも通用する万能の方法はないが、タイプ別に応用できるテンプレートは数通りある。

どんなタイプの女性であっても、基本となることがある。
それは……

女性とセックスについて、とことん話をすることだ。

つまり、コミュニケーションの問題。
これについても、たびたび書いている。

  1. 他の男性とのセックス経験があるのなら、彼とどんなセックスをしていたか。
  2. そのとき、彼女はどんな風に感じていたか。
  3. 彼女は、どんなセックスをしたいと思っているのか。
  4. セックスに関することで、できること、できないことはなにか。
  5. フェラはできるか、好きか嫌いか。
  6. 彼女が、コンプレックスを感じていることはなにか。
  7. オナニーをしていたか。

……等々、彼女のセックス観を、彼女自身の言葉で吐露させる。
普段、こういう話を男性とすることはない女性がほとんどで、話をすることを恥ずかしい思っていたりする。
まず、その垣根という障害を取り除く。

セックスに対して素直になる、オープンになることで、心理的な抑圧感や抵抗感を緩和または取り除く。心理的なブレーキがかかったままだと、オーガズムにはなかなか辿り着かない。車のサイドブレーキを引いたままアクセルを踏むようなもので、エンジンは回っていても走らないのだ。

次に重要なのが、男性側のセックス能力の問題。
女性がイクまでの時間は?で取り上げたように、女性がイクのに要する時間は平均16分以上。感度のいい女性はもう少し早くなるが、経験が浅いまたは鈍い場合にはもっとかかる。
男が射精までに要する時間は、平均5分未満。これでは女性はイクことができない。男は15分以上セックスを続けられる持久力が求められる。

女性がイクことができるかどうかは、女性自身の問題と同時に、男のセックス能力が大きく左右する。
両方の問題をクリアして、初めて女性はイク経験ができる。
乗り越える壁は、けっこう難関なんだ。

男はセックス能力を高める努力をしないといけない。
端的にいえば、ペニスを鍛えることだ。このことを意識してやっている男は少ない。なぜなら、男のオーガズムは射精なので、5分未満であっても射精できれば男は満足してしまうからだ。そういうセックスしかしていないと、女性の気持ちや欲求は置き去りだ。
ペニスの鍛え方については、別の機会に書くつもり。

見逃されがちなポイントとして、体位の問題がある。
正常位が一般的な体位であり、とりあえず正常位という形が多いと思う。だが、必ずしも正常位がイクために最適の体位ではない場合がある。女性が感じやすい、あるいはイキやすい体位は、ケースバイケース、女性によって違う。好みの問題でもあるが、彼女がイキやすい体位はなにか?……というのを、男は見極めることが肝要だ。

屈曲位
屈曲位

イキやすい体位を知るためには、様々な体位を試してみる必要がある。ある女性は屈曲位が最適の体位であったり、別の女性はバック系体位だったりする。最適の体位が見つかったら、その体位で15分以上のセックスをする。女性をオーガズムに導けるかどうかは、男しだいなのだ。

彼女がイったことがなければ、男は女性がイクというのが、どういう状態なのかを知ることがない。
イクことの快感や恍惚感は、経験した女性しかわからない感覚だ。
また、男としても彼女がイク瞬間は、素晴らしいものだし、感動的ですらある。それは射精とは違う達成感であり、男の満足感にもなる。

漫然とセックスするのではなく、男女双方が満足できるセックスが、いいセックスとなる。
それを達成するためには、彼女を男がオーガズムに導いてあげる必要がある。

男の役割と責任は重大だ。
男性諸君は、心してセックスするように(^_^)。