「膣圧」はセックスで重要か?

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膣圧とは?

セックスのとき、ペニスが膣の中で締められる感覚が、男にとって気持ちがいいことは事実。
それは「膣圧」といわれるが、そのことを意識している人は、それほど多くないのでは?……と思う。というのも、膣圧を気にするようなセックスをしている人が、どれほどいるか疑問だ。5分未満セックスでは、膣圧がどうこういう前に、男が早漏すぎるからだ。

まして、女性が膣圧を気にしているというのも、少数派な気がするのだが……
それに関連した記事。

「膣圧」はセックスしないと下がる?医師が教える測り方・鍛え方

 パートナーのちょっとした言動がきっかけで、膣のゆるみが気になりだしたという女性は意外に多い様子。

最近は膣圧を数値化できる「膣圧測定」をおこなっている医療機関も見かけるようになりましたが、適切な圧力がどのくらいなのか、自分が本当にゆるいのかどうかを正しく知っているという人はあまりいないようです。

(中略)

関口「人差し指と中指の2本を第2関節あたりまで膣に挿入し、その指を45度くらい開きます。そのまま膣に力を入れて、指にかかる圧を5段階でみるんです。

スケール1:収縮が感じられない
スケール2:収縮は感じられるが、指が閉じることはない
スケール3:指に力を入れて抵抗を持たせていないと指が閉じる
スケール4:抵抗を持たせた指でも閉じる
スケール5:抵抗のある指を閉じて持ち上げることができる

スケール3以上であれば、性交渉でオーガズムも得られるし、尿漏れなどの心配もありません」

「膣がゆるい」は男性の思い込み?膣圧とセックスの関係を医師が解説

――そのような思い込みは、一体どこから来るのでしょう?

関口「それは、アダルトビデオなどの影響から『奥が気持ちいい』と勘違いしている男性が多いから。女性の腟のうち一番抵抗が大きいのは、骨盤底筋群が存在している腟入口部から3cmくらいです。つまりペニスに一番刺激を与える腟の部分は、腟入口部なんです。女性にしても、子宮口の後奥のポルチオ性感で強い快感を得られるのは2~3割ほどで、ほとんどの人は出口部付近のGスポットで気持ちよさを感じているんです。

つまり、膣圧が正常なのに『ゆるい』などといわれてしまうのは、膣ではなく、性行為自体や誤った知識が問題なことが多いと思います。人間は脳で快感を得る生き物なので、誤った知識での思い込みが満足度を下げている可能性もあるでしょう」

膣を締めることを、オレは「ヴァギナ締め」と呼んでいる。
記事中にもあるように、膣を締めるための筋肉は「骨盤底筋」だ。
骨盤底筋ってどこよ?……という人が多いだろうから、図解すると以下。

骨盤底筋の位置
骨盤底筋の位置

知識として、イメージとして、このへんだと理解しておこう。

膣を動かす、締める、といっても、女性は感覚的にわかりにくいかもしれない。わかりやすいのは、排尿・排便するとき、尿切りや便切りするときに力を入れるのが、骨盤底筋とその周辺の筋肉だ。そこを意識的に動かせるかどうかをやってみればいい。

セックスしているときに、膣に入っているペニスをギュッと締める感覚があるかどうか。締めることができるのなら、入っているペニスの感触を膣口や膣で感じられると思う。その感触が強いほどに、膣圧は強くなっているといえる。

ヴァギナ締めは体位によっても変わり、女性が股を開いている体位よりも、股を閉じている体位の方が締めやすい。骨盤底筋を単独で締めるよりも、股をギュッと強く閉じることで、連動してヴァギナも締まる。体位の選択も考慮することだ。

……というのが、一般論ではあるのだが、見落とされている点がある。

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膣口とペニスのサイズ問題

彼女の膣圧に問題がなく、彼氏が膣圧がゆるいと感じてしまうために、男性視点から「彼女の膣圧がゆるい」と表現されてしまう。
これには、重要な前提条件が抜けている。

それは、膣口とペニスのサイズ問題だ。

彼女の膣口が大きく、彼氏のペニスサイズが小さい場合。
大きな穴に小さな棒を入れるわけで、サイズがフィットせず、ぶかぶかの状態だ。これでは膣圧以前の問題として、ゆるいのは当たり前。その点が見落とされている。

日本人男性の平均ペニスサイズは、調査事例でいろいろなのだが、おおむね長さが12〜14センチ、最大太さが3〜4センチ。平均だから、それよりも小さい人も一定数いる。

一方、膣口および膣のサイズについては、ちゃんとした調査データが公表されていない。自分で計るのは難しく、誰かに計ってもらわなければいけないからだ。産婦人科の医師は、経験的にだいたいのことは知っていると思われるが、実際に計測することはないのだろう。

オレの経験からいえば、膣口はペニス同様に個人差が大きい。人差し指がやっと入るくらい(直径約1センチ)から、指が4本入るくらい(直径約4〜5センチ)まで幅がある。セックス経験が豊富、あるいは出産経験がある女性は、膣口は広がりやすくなっている。膣口が広がりやすいと、膣の奥行きも広がりやすい傾向にある。

膣口が5センチまで広がる女性に、太さが3センチのペニスでは、楽に挿入はできるが、ぶかぶかでゆるくなる。それに対して「膣がゆるい女」のレッテルを貼るのは、お門違い。男のペニスが小さすぎるんだ。

逆に、膣口サイズが小さく、ペニスが太い場合は、必然的に膣圧は強く感じる。ただし、この場合は性交痛の原因にもなるので、一長一短ではある。

そもそも「膣がゆるい女」というのは、男の言い分なわけで、身勝手なものだ。そんなことをいわれたら、「あなたのペニスが小さいのよ」と言い返してやろう(^_^)。ケンカになることを覚悟の上でだが。

骨盤底筋は鍛えられる

普段、意識して骨盤底筋を鍛えることはしないと思うが、多くの筋肉がそうであるように、加齢や使われる頻度が少ない筋肉は衰えていく。
だったら、鍛えればいいんだ。骨盤底筋の鍛える体操を紹介しているサイトは、いくつもある。

一例→ 気軽に骨盤底筋をきたえる カンタンお部屋トレ!

尿漏れ対策としての骨盤底筋トレーニングだが、セックス対策としての骨盤底筋トレーニングにもなる。一石二鳥だ。

ヴァギナ締めが得意な彼女がいうには……

「膣にペニスが入ってる方が、締める感覚がわかりやすい。ギュッと締めると、ペニスを強く感じられるし、挿入感が快感になる」

……とのこと。
ヴァギナ締めをすることで、ペニスとの密着感が増し、男にとっても女にとっても快感度が上がるというわけだ。
セックスのとき、ヴァギナを締める意識を持っていれば、自然と骨盤底筋の筋力アップになる。常に締めていることは難しいから、締めて……やるめて……締めて……と繰り返すといいだろう。

膣圧はセックスの一要素にすぎない

「膣圧」はセックスで重要か?
という質問の答えは、ある程度は必要ではあるが、必須要素ではない。
それ以前の問題として、膣圧の強さの程度を左右するようなセックスをしているのか?……ということの方が重要。

セックス時間は5分未満の人が多いのだが、多くの男は5分未満で射精してしまう。それでは女性にとっては短すぎるセックス時間だ。膣圧のことを問題にするよりも、男はセックス持続時間を長くする努力をしよう。

女性がオーガズムに至るには、平均的に15分以上が必要とされる。
だが、15分以上射精せずにセックスを続けられる男は少ない。
オーガズム状態の女性は、極度の興奮状態で、当人が意識していなくてもヴァギナ締めをする。全身に力が入っていて、必然的に骨盤底筋にも力が入るからだ。彼女をその状態に持っていければ、膣圧も高まるということだ。

注意が必要なのは、筋肉は酷使しすぎると、「つる」ことがある。足がつった経験のある人は多いと思うが、骨盤底筋がつるとかなり痛い。過剰な負荷が骨盤底筋にかかった結果だが、そうならないために骨盤底筋トレーニングで鍛えておいた方が安心だ。