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『体と心のセックス・ライフ』2017年3月分(Section-657〜660)

投稿日: カテゴリー: 体と心のセックス・ライフ, エッセイ
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体と心のセックス・ライフ
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Section-657『セックスと愛の関係を考える(5)』

前回に引き続き、セックスのマンネリ化対策について書こう。

オレが上京したのは、クリエイティブな仕事をしたかったからだった。田舎でサラリーマンをしつつ、結婚して、子供を作って、ごくごく普通の家庭を築く……というのは、オレの人生の選択肢にはなかった。
オレは面白いことをしたかった。なにが面白いことかは人それぞれだが、オレが得意なこと、好きなことを仕事にしたいと思っていた。茨の道ではあるが、安定した会社員の生活に安住してしまうことを恐れていた。

奈緒子と別れたことが、ひとつのきっかけではあった。
もし、彼女と結婚することになっていたら、平凡な人生でも満足したかもしれなかった。
オレがやりたいと思っていた仕事は、田舎では無理だった。今の時代であれば、ネットを介してどこに住んでいても可能になることだが、昔は東京に出ないとできないことは少なくなかったのだ。

何の当てもなく、いささか無謀な上京ではあった。
そんな無茶ができるのなら、なぜ奈緒子と駆け落ちしなかったのかと思うが、あのときから数年が経って、オレの心境は大きく変わっていたのだ。

なにもやらないよりは、やってから後悔した方がいい。

それは覚悟だったし、決意でもあった。
両親から猛反対されたが、オレの決意は変わらず、最終的にはオレの意思を尊重してくれた。

かくして、オレは上京し、ひとり暮らしを始めた。
だが、最初からうまくいくわけもなく、苦難の連続だった。
ひとりで上京したが、東京に知り合いがいないわけではなかった。その当時、オレは小説やマンガを愛好するサークルの一員だったのだが、メンバーは東京にもいた。
そのメンバーは関東圏に5人いたのだが、全員が女性だった。
その中のひとりが春海だったのだ。のちに、ナナもメンバーに加わった。

月に一度、メンバーが集まる定例会というのを開いていた。その場所は、当時住んでいたオレのアパートだ。
男はオレひとりで、女性が5人。
なぜか、オレの周りには気の合う女性が集まる。
それは小学生の頃からだ。男友達よりも女友達の方が多かった。誕生日会をすると、オレが呼ぶのは女の子ばかりだった。逆に、女の子の誕生日会に呼ばれて行くと、男子はオレだけだった。
オレはイケメンではないが、醜男でもない。どうやら女性に安心感を与える男らしい。モテるというのとはちょっと違うが、女性に好かれるタイプではあった。

サークルの仲間でもある彼女たちと…..

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Section-658『セックスと愛の関係を考える(6)』

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前回に続いて、春海との紆余曲折について記憶を辿っていこう。

春海の初体験後は、毎週末、彼女は通ってきて、セックスをした。
サークルの定例会もしていたから、月に一度は、メンバーだった女性たちもオレの部屋に集まっていた。
いつも5人が出席するわけではなく、ときには春海ひとりのときもあった。春海は必ず来ていたからだ。そういうときは、春海とセックスして過ごした。
春海のほかに、2人ともセックス関係があったから、彼女たちがセックスしたいというときは、オレは求めに応じていた。
電話がかかってくるんだ。
「今度の日曜日、時間ある?」と。
それがお誘いの合い言葉だった。繰り返すが、携帯電話のない時代なので、固定電話への電話だ。
そのときは、オレの部屋ではなく、彼女たちの住んでいた部屋かラブホだった。
2人には、春海ともセックスしていることは告げていた。彼女たち同士も仲良しだったから、連帯感と同時に対抗心もあったようだ。
ただ、2人はオレとの関係をセフレだと割り切っていたようで、春海がオレにゾッコンなのを知ると、お誘いの電話がかかってくることが少なくなっていった。
そして、いつしか定例会に顔を出さなくなった。

その頃、新たにサークルに入会してきたのが、ナナだった。
春海とナナは、初対面のときから意気投合して、すぐに親友になった。もちろん、オレもナナのことを好きになった。
サークル活動以外でも、オレと春海とナナで、あちこちに遊びに行った。映画に行ったり、コミケに行ったり、ディズニーランドに行ったりした。
オレと春海がつきあっていることは、ナナも知ることになったが、3人で出かけることに引け目を感じているようだった。ナナには彼氏がいないということだったので、紹介したのが拓己だったのだ。
拓己は古くからの知り合いで、オレが上京してから数年後に、彼も上京してきた。
拓己との出会いは特別で、出身地は違うし、歳も離れているのだが、彼の出していた同人誌をオレが目に留めたことに端を発する。実際に顔を合わせたのは、彼が上京してからだが、それ以前は文通していたのだ。繰り返すが、昔なのでネットのない時代だ(^_^)。当時、拓己は大学生だった。
……と、それはまた別の話なので、ここでは割愛。

脱線してしまったので、話を戻す。

春海は毎週オレの部屋に来て、セックスするのを楽しみにしていた。
というより、オレと一緒に過ごす時間が楽しかったのだろう。
彼女は「愛」に飢えていた。
その愛の形が、セックスでもあったのだ。

彼女は初体験では、かなり痛い思いをしたが、それにもめげずにセックスをしていた。性交痛がなくなるのに……つまり、オレのペニスサイズを痛みなく受け入れられるようになるのに、3か月くらいかかった。
痛みはあっても、オレに愛されることに悦びを感じていたのだ。

この頃になると、フェラも様になってきていた。
口を大きく開けることに不慣れだったのが、開けられるようになり、ペニスの半分くらいを口に入れることが可能になった。まだまだ顎が疲れるのが早くて、長い時間のフェラはできなかったが、手こきの手の使い方を覚えた。
一番の進歩は、フェラで射精までいけて、精液を飲むこともできるようになったことだった。
最初にフェラで射精できると、続くセックスでオレはガンガン攻められる。これはオレのセックススタイルの基本だが、春海がフェラを習得してくれたことは、大きな成果だった。

性交痛を感じなくなるということは…..

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Section-659『セックスと愛の関係を考える(7)』

若かりし頃を振り返るシリーズになっているが、その経験があって現在のオレになっているので、なにがしかのヒントや教訓になればと思う。

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オレが美智子の中にペニスを突き入れたときの、彼女の反応は予想外のものだった。
痛がるどころか、彼女は快感の声を上げたのだ。
「アアンンンッ! アアァァーー! アアアアンンンッ!」
オレは彼女の反応に興奮してしまう。
初体験だというのに、オレは激しく攻める。
「アアンンンーーーー!! アアアーーーハアーーー!!」
彼女は、ますます大きな声で感じる。
こんな女性は初めてだった。
男性経験のあったサークル仲間の彼女たちでさえ、オレとの初セックスでは、大きめのペニスサイズに若干の痛みを感じていたのだ。

春海がここまでセックスで快感になるのに、4か月くらいかかったというのに、美智子は初体験からこのレベルだ。
ほんとうに初体験なのだろうか?……と、疑いたくなった。
だが、セックス経験がないことは、彼女の受け止め方から察しはついた。完全に受け身で、彼女の方からなんらかのアクション……たとえば、抱きしめるとか、足を絡めるとかいったことが、まったくない。それは無意識の条件反射なので、経験があれば体が勝手動くものだ。
彼女は、ただ、ただ、オレの攻めに翻弄されているだけだった。

やがて、オレは射精。
興奮が治まってから、オレは聞いた。
「ほんとにも初めてなのか?」
「ほんとだよ。こんなにスゴイとは思わなかった」
「まだ、いけるね?」
「ええ。もっと感じたい」
オレは抜かずに2回目に突入した。

さらに、3回目、4回目、5回目……と、オレと彼女は激しくセックスを続けた。
初日から、体位もいろいろと試した。
正常位に始まり、、四つん這いバック、立ちバック……等々。騎乗位もしたが、初心者の常で、オレにまたがってもあまり動くことはできなかった。

気がつけば、夜になっていた。休憩時間をあまり取ることなく、ずっとセックスを続けていたから、少なくとも10回はしていた。
オレ自身、こんなにセックスに没頭して、長時間続けたのは奈緒子以来で久しぶりだったし、連続記録としては過去最高だと思った。
オレは、美智子のセックス能力に驚き、そして惚れこんだ。
オレを、ここまで奮い立たせる女性がいるとは!
初体験から、いきなりオーガズムに昇る女性もいるんだということを、美智子で初めて経験した。

後日、美智子に聞いたのだが…..

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Section-660『セックスと愛の関係を考える(8)』

春海の受けたパワハラは、かなり悪質でひどいものだった。
上司だった男は、春海を集中攻撃して、細かいことでイジメていた。どうやら、彼女のことが嫌いだったらしく、言葉の暴力を浴びせたのだ。

男性恐怖症の春海は、すぐに怒る上司に、父親の姿を重ねていた。
逆らうことはできず、いつ怒鳴られるかと怯え、会社に行くのも辛くなるほど、精神状態が不安定になった。
上司がそういう奴だと、周りにいる部下たちも同調して、春海に辛く当たるようになる。学校のイジメと同じだ。

こういう状態が続くと、精神的にはもちろんのこと、肉体的にも不調が出てくる。
彼女の抱えていた極度のストレスは、セックスでも解消できなかった。あれほど大好きだったセックスへの欲求が薄れ、彼女からセックスを求めてくることが激減した。
彼女は軽度の「うつ」になってしまったのだ。

心療内科にも行った。
薬を処方されたりもしたが、目立った改善は見られなかった。
医者は、
「原因となっている環境を変えるしかない」
といった。
つまり、会社を辞めて、パワハラ上司から離れるしかないというのだ。
なんとも理不尽な話だ。
イジメられている者が、辞めなくてはいけないなんて。

パワハラ上司の上司に相談もした。
しかし、返答は冷たいものだった。平社員の春海よりも、役職のついた上司の方が、会社にとっては重要なのだ。男社会だから、弱い立場の女性は冷遇される。
オレはかなり頭にきていた。
パワハラ上司をぶちのめしてやろうか?……と、マジにいった。さすがに彼女に止められたが、そうでなかったら、オレは会社に乗り込んで奴をぶちのめしていただろう。

自慢じゃないが、腕力には自信がある。体格も、並の男よりは大きい。物理的に負ける要素は少ない。
中学生時代に、クラスのいじめっ子と殴り合いのケンカをして、ぶちのめしたことがあった。ケンカがどんなものかはわかっている。それは、相手を殺す気で殴り合うんだ。
高校時代には、柔道を習っていた。男子校だったので、そういうカリキュラムがあったのだ。週一だが、3年間やったので、相手を投げ飛ばすのがどんな感覚なのか、体が覚えている。

転職するといっても、そうそう簡単ではない。彼女の勤めていた会社は、給与水準が高く、同じような条件の会社を探すのは容易ではなかった。彼女も、仕事自体については気に入っていたし、できれば続けたいと思っていた。
問題なのは、バカな上司だけだ。

春海の状態は悪化するばかり。
出勤しないといけない時間になると、具合が悪くなる。会社に行くこと自体が苦痛なのだ。会社に行けなくて、休むことも多かった。
そのころ、セックスレスになっていた。
彼女の精神状態が、セックスどころではなくなっていたからだ。
オレたちにとって、最大の危機的状況だった。

オレは転職するように勧めるのだが、頑張り屋の彼女はなんとか頑張ろうとする。
だが、無理なことは明白。
パワハラを受けるようになってから、1年後くらいに、とうとう会社を辞めた。
会社を辞めたからといって、すぐに元の状態に戻れるわけではない。
それからは、精神的なリハビリだ。
しばらくは自宅で静養しつつ、家計はオレの収入だけでやりくりした。

ストレス環境から離れて…..

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