バスルームにて

「セックスポジティブ」という考え方

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セックスポジティブ」という考え方があるという。
言葉は知らなかったが、これには共感する。
オレがいろいろと書いたきたことは、「セックスポジティブ」の考え方にかなり近いじゃないか(^_^)。
そうか、オレって、アメリカ的な発想をしていたんだな。
オレは「性の活動家」ではないが、この考え方は支持するよ。

サンフランシスコ発! 性の活動家女性が教えてくれる「セックスポジティブ」 – messy|メッシー

MIDORI「セックスポジティブとは、“人間であることの一部”です。のどが乾く、お腹が空く、友だちを作る、いろいろなものをクリエイトする……そういった活動と同じ。抑えるものではなく、無理やりするものでもなく、ただただ人間であることの一部だと考えてください」

(中略)

MIDORI「セックスポジティブの基本姿勢は、自分に正直であること。人からの期待や抑圧を全部捨て去るのは大変な ことで、毎日が戦いです。でも、それをしないと『きょうは、したくない』『もう1cm左に移動して』といった自分の希望を伝えられません。一朝一夕ででき るものではなく練習が必要ですが、その先に待っている成果のひとつがオーガズム。自分がしてほしいことを相手にきちんと伝えられなければ、オーガズムは得 られません。あとはお肌ね(笑)。セックスポジティブはフェイスパックより、美肌効果あるのよ!」

(中略)

MIDORI「私たちは“セックストイ”と呼ぶんだけど、要はオモチャよね。小さな子っ て天才なの。自分が何を欲しいかはっきりいえる力を持っているし、上手に遊べるでしょう。ティーンエージャーになるとその力が弱まって、大人になるとすっ かり忘れてしまう。セックストイはオモチャなんだから、子どもに戻った気分で楽しく遊べばいいだけ。

それなのに日本の男性は『俺がいるならトイはいらないだろ?』って言うそうね。バカよね~。私たち、サカナじゃないのよ (笑)。人は有史以来、道具を使ってきまいた。棒が1本あればそれで食べ物を探したり戦ったり、背中をかいたりしてきたんだから、中に挿入して気持ちよく なったっていいじゃない? 使うのが当たり前、使わないのはバカ。だっていまどきのバイブは、棒きれよりぜんぜん気持ちいいもの!」

セックスポジティブ」の源流は、1960年代後半からのヒッピー・ムーブメントにあるように思う。ヒッピーの発祥の地となったのはサンフランシスコで、セックスポジティブムーブメントもサンフランシスコだというのは、無縁ではなかろう。

ヒッピーの思想やスタイルは、文化的にも大きな影響を及ぼした。かのビードルズの末期は、ヒッピー的に先鋭化していた。
音楽だけでなく、小説や絵画にもその影響はあった。その中でも、セックスに関する影響(フリーセックスなど)は顕著だった。
日本での影響は、外見的なファッションとして取り入れられたが、思想的な部分はあまり浸透しなかった。アメリカと日本では、価値観の違い、特に性に関する価値観に大きな隔たりがあったためだ。

オレは翻訳物の小説を多く読んでいたから、ヒッピーの思想を取り入れた作品にインスパイアされた。思春期の頃なので、性に関する部分には、おおいに好奇心をくすぐられたし、強い影響を受けた。それがオレの原点でもある。

記事は示唆に富んだ発言が多いね。

抑えるものではなく、無理やりするものでもなく、ただただ人間であることの一部だと考えてください

そうそう。性欲やセックスは、特別なことじゃないんだよね。
特別扱いにしてしまうのは、宗教、慣習、価値観、社会風潮、法的な問題など、人間の本質を無視した束縛があるからだ。それは秩序を維持したり、トラブルを防ぐためであったり、女性を所有物扱いする価値観だったりするのだが、いつしか性的なことに蓋をするタブーへと変質してしまった。

たとえば、オナニーすることに罪悪感を感じるようなこと。
オナニーは、性欲を一時的にせよ満たして落ち着かせるのに必要なことだし、セックスのための予行演習にもなる。男の場合はそれほど問題視されないが、女性のオナニーについては厳しい目が向けられ、「淫乱」とか「女性らしからぬ」などといわる。まるで女性がオナニーすることは「罪悪」といわんばかりだ。

「女性には性欲がない」といった極端な誤解があったりもする。女性と男性では、性欲の質やベクトルが違っているだけで、性欲がないわけではない。体が違うのだから、性欲が違うのは当たり前。
アイドルなどで「清純派」といわれる女性は、処女で性欲がなく、セックスのセの字も知らない……というようなイメージがされる。

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それは男の妄想ではあるが、大人の女性に対して、性的に無垢であることが清純というのはナンセンスな話だ。思春期前の少女であれば、文字通り清純といえるかもしれないが、思春期になり、体が大人になり、陰毛が生える年頃になれば、性欲も芽生えてくる。性欲の程度は個人差があるものの、性欲が芽生えないとしたら、そっちの方が問題だ。

女性には、女性の性欲がある」ということを、声に出していえないのが現在の社会風潮だろう。だから、女性は性的に抑圧されているともいえる。

セックスポジティブの基本姿勢は、自分に正直であること。

これに加えるならば、

セックスに関して、自分に正直であると同時に、相手の正直な気持ちも受けとめる。

ということかな。
セックスは双方向なのだから、相手があってこそ。

たとえば、「今はセックスする気分じゃない」と思っているときに、相手が「セックスしたい」といってきたらどうするか?
自分の気持ちを優先して、求めを拒否するか?
それとも相手の気持ちを尊重して、求めに応じるか?
セックスの気分じゃないことを伝えるのはいいとしても、相手の気持ちはほったらかしでいいか?

往々にして、男と女の気持ちは噛み合わないことが多いから、双方が自分の気持ちを優先してしまうと、噛み合わないままになってしまう可能性が出てくる。
このような気持ちのすれ違いが、やがてセックスレスになっていく。

オレの場合は、彼女の気持ちを優先する。
疲れていても、忙しくても、彼女がしたいというときは応えるようにしている。仕事の締め切りが迫っていて、めっちゃ忙しくても一服するくらいの時間はある。一服の時間は5〜10分くらいだが、それだけあれば1回はできる。そういう相手への気遣いも必要だ。

自分がしてほしいことを相手にきちんと伝えられなければ、オーガズムは得られません。

これ、重要だね。
特に、女性から「こうしたい」という意思表示は大切。
男がしてほしいことと、女がしてほしいことは、根本的に違う。だから、鈍い男は彼女がしてほしいことがわからないんだ。

オレだって、彼女の要望をいつも聞く。
「どうしたい?」と。
彼女が求めていることに、最大限応えてあげるためには、彼女に聞くのが一番。
逆に、彼女がオレに聞くこともある。そのときはオレの要望をいうし、彼女はそれに応えてくれる。
お互い様なんだ。

余談だが、女性がオーガズムにイキやすい体位は、オレの経験的にはバック体位だ。
バック体位の中でも、立ちバックは激しいセックスになり、それだけ女性の快感度は高くなる。うちの彼女たちは、立ちバックが大好きなんだ(^_^)。

使うのが当たり前、使わないのはバカ。だっていまどきのバイブは、棒きれよりぜんぜん気持ちいいもの!

いいねー、女性がそういう感覚でいられるのは素敵だ。
男は誰に教わるわけでもなくオナニーをするが、女性だってもっと積極的にオナニーした方がいいんだ。気持ちいいことを知るということは、自分の性的な自覚をうながすことでもあって、体と心の成長でもある。特に女性は、セックス初体験で性交痛を感じることが多いが、オナニーでバイブの挿入などをしていれば、セックスへの備えにもなる。男でもそうだが、オナニーはセックスのトレーニングなんだ。

オナニーをすることに、罪悪感を感じる人は少なくない。性的な快楽に浸ることを、卑猥であるとか堕落しているとかの意味づけをしてしまうからだ。
そういうのは、まったくのナンセンス。
美味しい料理を食べたら幸福感や満足感を得られるが、食欲の快楽に浸ることは「罪」だろうか?
ぐっすり眠れると、体も心もリフレッシュできて、気持ちよく1日を過ごせるが、睡眠欲を満たすことは「罪」だろうか?
スポーツで汗を流すことは、体力や健康の増進になるが、体を動かす快感は「罪」だろうか?
性欲は、他の欲求と同じことなんだ。

性欲をタブーとする考えかたは、キリスト教的な世界観が根底にある。
七つの大罪」といわれるものには、「暴食」「色欲」「強欲」「憤怒」「怠惰」「傲慢」「嫉妬」がある。このうち「色欲」は性欲のことだが、他の罪が極端な行動であるのに対して、性欲そのものを罪としている。性欲は、汚れたもの、悪しきもの、忌まわしきものとしているわけだ。性的に禁欲であることが善だとする歪んだ考えかただ。

古代の日本には、こういう考えかたはなかった。江戸時代やそれ以前の時代は、性に対してもっとオープンだったことは知られている。明治以降、西洋的な思想が入ってきて、性な対してタブー視するようになった。いつしか、性欲は隠すものになってしまった。

性器を見せる表現が「猥褻」とするのも、じつに曖昧な考えかただ。
ミケランジェロのダビデ像は、ペニスを露出しているのだが「芸術」として評価される。同じポーズで、生身の人間がペニスを露出して写真として表現すると、おそらく猥褻にされる。裸は裸であり、性器は性器なのだが、一方は芸術で一方を猥褻とするのは、ナンセンスでしかない。

男の裸よりも、女性の裸に対しての方が、性的な制約は多い。昔は、ヌード写真で陰毛が見えているだけで猥褻とされ、たびたび裁判沙汰になった。まるで、女性に陰毛が生えているのが罪のような扱いだ。頭に映えている毛と、股間に生えている毛に、大きな違いはない。陰毛が猥褻なら、髪も猥褻になりそうなものだが、生えている部分が問題だというのもおかしな話。性的なタブーは、矛盾だらけなんだ。

ポルノ映画やアダルトビデオ()でのセックスシーンは猥褻扱いで、昔はモザイクをかけていた。最近はモザイクなしのものも出回っているが、容認されつつあるものの、ときに猥褻として摘発されることがある。
猥褻かどうかというのは、見る人間の価値観でしかない。

みんなセックスはしているのに、娯楽としてセックスを見せるのがいけないという。
40年くらい前は、キスシーンも猥褻だったからね。テレビドラマでキスシーンの本番を演じた女優が脚光を浴びて、賛否がわき起こったりもした。それが今では、ほとんどの女優が抵抗なく本番キスシーンをしている。それはもう、ありふれていて、見慣れているから、誰も猥褻だとは思わなくなったからだ。
キスもセックスも、体液交換の交わりということでは、大差ないことなのにね。

裸も性器もセックスシーンも、同じことなんだ。
恥ずかしいもの、嫌らしいものとして「隠す」から、「猥褻」になってしまう。キスシーンのように見慣れてしまえば、ただの裸であり、ただの性器であり、ただのセックスシーンになる。
それは特別なことではなく、服を脱げば裸だし、性器はみんなにあるし、多くの人がセックスをする。いちいち隠す必要のないことなんだ。

大昔は、生殖器を信仰のシンボルにする慣習があったりして、巨大ペニスや巨大ヴァギナを作って祀ったりしていた。その時代は、恥ずかしいことなどではなく、それが当たり前の人間の姿として認識されていたからだろう。

そういう意味では、現代はいろいろと理不尽な制約が多く、性が不自由な時代なのだと思う。

AVはちょくちょく見るが、綺麗な女性のセックスシーンは、やっぱり綺麗なんだ。一昔前に比べると、AV女優は美人が多くなった。
うちの彼女たちと一緒に鑑賞するのだが……
「女の子は可愛いけど、イケメンが少ないのが不満」だそうだ。
AV男優の数が少ないらしく、同じ男優があっちにもこっちにも出ていたりする。それが中年太りのオッサンだったりするので、女性から見ると物足りないようだ。ただ、ペニスは立派な男優が多く、ペニスはイケメンだと喜んでいる。

浮気や不倫が有名人のスキャンダルになったりするが、男性よりも女性が強くバッシングされる。「不貞」というのは、多くの場合、女性を対象としたことになっているからだ。男性の不倫は許容されるのに、女性の不倫は許されない。それは女性差別でしかないというのに。

女性の浮気についての調査の一例がある。

日本の浮気率は年々上昇中?女性の浮気率は何と77%!驚きの統計データの真相 | 興信所探偵SOS

最近発表された浮気データの中でも特に目を引くのが、化粧品メーカー・リベラシオン株式会社が発表した浮気関連のデータです。

統計は同社が運営する女性向けWEBサイト「コイスルカラダ」の20代から40代のメルマガ会員5940名に対して行われました。

その結果あらわになったのは、女性の驚くべき浮気率の高さです。

統計結果
  • 77% 浮気率あり
  • 12% ない
  • 11% わからない

男性の浮気が多いのは、古今東西変わらないが、これは♂としての動物的本能に根ざしている。
本来なら、女性も♀として、より多くの♂と交尾した方が、妊娠の可能性は高まるのだが、社会的な制約を受けるために抑制する行動を取るようになっている。それが男尊女卑の背景にもある。

この手の調査は、調査対象や調査方法によって、かなり差が出てしまうのだが、浮気・不倫の可能性は女性でも高いということはできる。
それが実態であり、自然なことなのだ。7割という数字に驚くことからして、女性の性欲のことがわかっていない。
にもかかわらず、一夫一婦制という互いを縛る慣習や法律を課している。

少子化が問題になったりするが、有効な対策として、多夫多妻を容認すれば、経済的にも子育て的にも余裕が出てくるのではと思う。
子育てには金(特に教育費)がかかるため、夫婦共稼ぎでも四苦八苦するケースは多い。
たとえば、4人の夫婦(男2人、女2人)であれば、働き手は4人になり2人よりも収入は倍だし、育児を4人で分担できて負担を分散できる。
多夫多妻は、合理的かつ効率的な家族の形になりえる。
ま、ここまで劇的に変革することはかなり難しいのだが。

話が飛躍しすぎたが……
セックスポジティブ」というのは、性をありのままに、特別視しないことだと思う。

セックスをもっと自由に!

もちろん、性感染症の予防と、確実な避妊をすることが大前提だ。