確かな避妊でセックスを…

避妊の基礎知識

投稿日: カテゴリー: コラム, 避妊について
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確かな避妊でセックスを…
確かな避妊でセックスを…

・ライフに避妊は必須

子作りのためのセックスではない限り、セックスするときには避妊は最重要問題だ。

しかし、妊娠を望んでいないのに、十分な避妊をしないでセックスする男女は多い。
そのことを反映して、妊娠中絶は2014年度には18万1905件にものぼっている。過去の経緯から見ると、減少傾向にはあるものの、けっして少なくない件数になっている。

妊娠中絶の推移
妊娠中絶の推移(【第742号】平成28年1月1日発行(2016年) | 一般社団法人 日本家族計画協会より)

中絶する理由は様々だろうが、避妊をしていれば生まれる前に命を絶たれる胎児はいなくなる。
問題はカップルだけのことではなく、生まれるはずだった子供の問題でもある。
精子と卵子が受精し、胎児へと成長していく過程で、どの段階から「人間」として扱うべきなのかは、法的・生物的議論のあるところだが、受精卵が子宮に着床した時点から、人としての一生が始まっているとはいえる。

いまこうして生きているオレたちも、母親の胎内で命を芽生えさせてきたんだ。
未成熟な胎児であっても、命は軽々しく扱ってはいけないことだと思う。

だからこそ、望まない妊娠は避けるべきであり、避妊は確実にしなくてはいけない。

知っているようで知らない、避妊の基礎知識を覚えておこう。

避妊方法の種類

現在、一般的に知られている避妊方法は大別すると6つ。

  1. 避妊具(コンドームやペッサリー)を使う方法
  2. 子宮内避妊具(IUSやIUD)を使う方法
  3. 経口避妊薬(ピル)を服用する方法
  4. 殺精子剤を使う方法
  5. リズム法(オギノ式)
  6. 避妊手術

それぞれについて触れていく。

避妊具(コンドームやペッサリー)を使う方法

もっとも一般的な避妊方法がコンドームの使用だ。
ペッサリーはコンドームの逆で、女性の膣内の子宮口に装着するものだが、装着が難しく、コンドームほどには有効性がないため、最近は使う人はほとんどいない。また、子宮脱あるいは膀胱瘤といった症状のリング状治療器具も、ペッサリーと呼ばれるため混同されることもある。

コンドームでの避妊成功率は、理想的な使用方法で98%、一般的な使用方法で82%とされている。
なぜこれほど差があるかというと、正しい使い方をしている男が少ないからだ。実際には、もっと低い数字なのではと思う。約8割の避妊成功率というのは、10回のうち2回は失敗するということだ。これは失敗のリスクが極めて高い数字であると自覚しなくてはいけない。
「ペニスにゴムを被せるだけだろう?」
というのでは、50点。それは雑な使い方なんだ。

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コンドームの正しい使い方

(1)コンドームをつけるタイミング
ペニスを挿入する直前になってコンドームをつけるのは……ブーー……ダメだ。
挿入する以前に前戯として、体を触れあわせ、ペニスが彼女の股間に触れるような状況があれば、イエローカードだ。
勃起してエッチな気分で興奮していれば、ペニスは愛液()で濡れているはずだ。俗にガマン汁といわれる粘液。

精子は射精のときだけに出てくるのではなく、カウパー腺液が出ていれば漏れ出ている可能性は高い。精子は肉眼で見えないから、出ているかどうかは確認しようがない。

セックスするために勃起したら、その時点でコンドームを装着する。ペニスから出てくるカウパー腺液が、彼女のヴァギナに触れないようにするためだ。

(2)コンドームの装着方法を練習しておく
コンドームは付け慣れていないと、装着に戸惑うものだ。セックス頻度が少なければ、コンドームを付ける機会も少ないだろうから、日頃からオナニーするときなどに練習しておくのがよい。

また、コンドームの種類やメーカーによって、使い勝手が変わるので、愛用品を決めておく。
輪になっている部分に、くるくると巻かれているが、ものによって解いて伸ばすのがやりにくいものがある。ラブホでは数個のコンドームを置いていてくれたりするが、安物だと装着に手間取る場合がある。自分の愛用コンドームは持参することを勧める。

コンドームの付け方は、メーカーサイトを参照→ コンドームの装着方法(SAGAMI)

(3)ペニスサイズにあったコンドームを使う
前述のことと関連するが、コンドームにもサイズがある。
やや小さめのSサイズ、普通のレギュラーサイズ(あるいはMサイズ)と、やや大きめのLサイズ、特大のビッグサイズと、だいたい4種類だ。サイズの呼び方はメーカーによって違う。

自分のペニスサイズに合ったコンドームを選ぶ。
これはとても重要で、コンドームがぶかぶかでゆるいと、すぐに取れてしまう。逆に、キツキツに小さいサイズをつけようとすると、なかなか装着できないことになってしまう。

試しにいくつかの種類を買ってみて、実際に装着してフィット感を確かめておこう。
ちなみに、オレはやや大きめのLサイズだ。彼女たちがピルを飲んでいるので、最近は使う機会が減ったが、以前は144個入りの箱買いをしていた。

(4)コンドームを付けるときは素早く
コンドームを装着するのに手間取っていると、慣れていないことがバレバレで、彼女をがっかりさせることになるかもしれない。彼女を待たせることにもなってしまう。
だから、練習しておく。

素早く付けるのには、別の意味もある。
ペニスがカウパー腺液でヌルヌルになると、コンドームの外側や手にヌルヌルがついたりして、それがヴァギナに接触するリスクが生じる。
そうならないために、素早く装着する。

もし、カウパー腺液のヌルヌルが、コンドームの外側や手に多量に付着したら、洗い流すか付け直すかしてリスクを回避する。

(5)コンドームがしっかり被さっているか確認する
セックスのときは、気持ちがはやりがちになるだろう。セックス経験が乏しいと、そうなりやすい。
はやる気持ちを抑えて、コンドームがきちんと装着できているかを確認することを忘れないように。

コンドームの先端には、空洞(精液溜まり)になる突起がある。そこに射精した精液を溜めるためだが、その部分を指でつまんで空気が入らないようにしてから被せる。空気が入っていると破れやすくなり、精液の溜まる容積が確保できないからだ。空気が入って膨らんだ状態だと、空気の圧力でカウパー腺液や精液は周囲に押し出され、ペニスの竿部分にまで漏れ出てしまう。

こうなるとヌルヌルがコンドームとペニスの間の潤滑液となって、コンドームが取れやすくなってしまう。ヴァギナからペニスを抜くときに、ポロリと膣の中にコンドームが取り残される場合がある。そうなったらコンドームをしていたことの意味がなくなる。

また、巻かれているゴムを十分に解いて、ペニスの根本までコンドームが被さっているかも確認する。
途中で輪の部分が止まっていると、装着が不十分で、ピストン運動をしている間に取れてしまう。

(6)長時間の装着は禁物
平均的なセックス時間(挿入してから射精するまでの時間)は、5分前後とされている。5分くらいなら大丈夫ではあるが、数十分以上挿入時間が続くようであれば、コンドームの効果は薄れる。
なぜかといえば、ゴムが伸びて取れやすくなってしまうからだ。

装着したときはピチピチでも、ピストン運動をしている間に、ヴァギナとの摩擦などによって、薄いゴムは伸びてしまう。耐久性はそれほどない。ゴムの厚みはコンドームの種類によって異なるが、薄いものほど耐久性はない。

試しに、コンドームを装着して、しこしことオナニーを30分ほど続けてみるといい。ピッタリしていたコンドームはビロビロに伸び、カウパー腺液がコンドームとペニスの間に染み出して、ツルンと取れてしまう。それがセックス中に起きてしまえば、避妊にはならない。

つまり、5分くらいのセックスならコンドームでもいいが、数十分〜数時間も続く長時間セックスではコンドームは使えないということだ。
これに該当する男性は、後述の子宮内避妊具や避妊ピルで対処するしかない。

(7)コンドームを使用する場合の注意点
ペニスが包茎の場合は、包皮が邪魔してコンドームを付けにくくなってしまう。包茎の度合いは個人差があるので、素早く装着するには自分なりの方法を会得しておくことが肝要だ。装着が不十分だと、途中で取れてしまうことの原因にもなる。

また、陰毛が濃く長い場合は、コンドームに巻き込まれてしまうことがあるため、装着しにくくなったり隙間が空いて取れやすくなる原因になる。対処法としては、陰毛は適度に短くしておくことだ。つまり、陰毛の散髪を定期的にする。
ハサミで切ってもいいのだが、手元が狂うと皮膚を切ってしまうこともあるので注意が必要。オススメは電気シェーバーの、トリマーを使う方法だ。トリマーは、もみあげなどの長い毛の部分に使用するものだが、陰毛を整えるのにも適している。

オレは陰毛を、長くても3cm以内になるように整えている。これはコンドーム対策ではなく、彼女がフェラをしやすいようにするためで、陰毛が長いとフェラのときに邪魔になるからだ。

女性用コンドーム

膣に挿入する、女性用コンドームというのもある。
しかし、かなりマイナーな避妊具であり、扱っているショップは少なく、単価が高く(3個入りで800円くらい)、装着が難しく、セックスの仕方にも注意が必要になり、避妊のためにわざわざこれを選択する理由は薄い。

子宮内避妊具(IUSやIUD)を使う方法

IUD(子宮内避妊用具)の装着模式図
IUD(子宮内避妊用具)の装着模式図 By Hic et nunc (Own work) [Public domain], via Wikimedia Commons
子宮内避妊具は、女性の子宮内に装着する器具だが、これを使っている人は少ないと思う。
器具には2種類ある。いずれも、婦人科の医師による処方となる。

IUS(子宮内システム)は、子宮の中に入れる器具で、黄体ホルモンを放出する。一度の装着で最長5年間、効果の高い避妊ができるとされる。原理としてはピルと同じだが、薬の飲み忘れがなく、長期間効果が持続する。
避妊成功率としては、現状もっとも高い99.8%となっている。

IUD(子宮内避妊用具)は、子宮に挿入する器具により、子宮内の環境を変えることによって、受精卵が子宮内膜に着床するのを妨げ、妊娠を防ぐ。また、銅付加IUDは、精子の運動性を抑え、受精を妨げる働きがあり、高い避妊効果を発揮する。一度の挿入で2~5年間にわたって避妊ができるとされる。

子宮内避妊具は、おもに出産経験のある女性に処方される。
避妊成功率は、99.2〜99.6%となっている。

ただし、費用は4〜5万円ほどかかるので、お手軽というわけでもない。効果期間を考えれば、ピルよりも安上がりではある。

経口避妊薬(ピル)を服用する方法

ピルは効果的かつ手軽で、使い勝手は一番よい。
ただし、毎日飲まなくてはいけないので、飲み忘れないようにしないといけない。ピルには21日用と28日用があるが、28日用は毎日飲む習慣を途切れさせないための偽薬が含まれている。
避妊成功率は、飲み忘れがなければ99.7%、飲み忘れるようなことがあると76%まで悪くなる。

ピルは、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲストーゲン(黄体ホルモン)の、2種類の女性ホルモンが含まれた錠剤。
このホルモンは、卵巣で分泌されるホルモンとほぼ同じ構造で、ピルを服用することで「ホルモンが分泌されている状態」になり、排卵を促す脳からの指令が出なくなる。

その結果、排卵が止まり、避妊を可能とする。排卵が止まるのは服用している間だけであり、服用をやめれば短期間で排卵が再開される。卵巣や卵子の性質に影響はおよばない。

日本はピルの後進国で、ことさらに副作用が強調される。しかし、ピルの副作用よりも妊娠のリスクの方がはるかに大きいことを理解することだ。
いまだピルの解禁には至っていないが、現在では個人輸入で海外から安価に購入することができるようになっている。

とはいえ、ピルを初めて飲む場合は、予期しない副作用が出たり、薬が合わない場合もあるので、初期の段階では医師の処方と定期検査を受けることを勧める。
ピルにも種類があり、自分に合うピルを見つけることが望ましい。
問題ないようだったら、同じピルを個人輸入で購入すればよい。価格は、1シートで1500〜5000円くらい。

また、ピルの副効果として、生理痛が軽減されたり、生理周期が安定したりする。加えて、肌が整ったり、バストが多少大きくなる場合もある。

ピルには「アフターピル(緊急避妊薬)」というのもある。
普通にセックスして射精したあとに、アフターピルを服用する。

受精卵の着床を防ぐための中用量ピル(女性ホルモン剤)で、避妊に失敗してしまったと疑われるときに、セックス後3日以内(72時間以内)に服用する。薬は医師の処方が必要だが、最近は個人輸入でもジェネリック品を購入できるものの、あらかじめ用意しておかないといけないので、お手軽な方法ではない。
避妊成功率は、76%から89%とされている。

アフターピルを用意するくらいなら、通常の避妊ピルをきちんと服用している方が無難だ。常日頃から避妊を心がける意味でも、通常のピルを勧める。

殺精子剤を使う方法

殺精子剤は、精子の活動を抑制または行動不能にし、受精能力を奪う薬剤。
主な成分は「メンフェゴール」で、 天然植物油が原材料の安全性の高い界面活性剤の一種。薬剤は精子にだけ作用するため人体には影響がないとされる。おもにセックスの直前に使用する。

錠剤、ゼリー状、フィルム状製剤などがあり、膣内の奥深くの子宮口付近に入れる必要がある。現在、日本国内では錠剤やフィルム状製剤は販売されていないため、入手するには海外からの個人輸入となる。

ただし、入れる場所が難しく、ゼリー以外は入れてから効果が出るまで 時間がかかる。また、女性上位など体位によっては薬剤が流れ出すことがある。そして、約1時間以内に射精しないと効果がなくなるということなので、使用上の制約が多い。

薬剤単体では使い勝手が悪いのだが、最近ではコンドームの内側に殺精子剤を塗布したものが販売されている。

リズム法(オギノ式)

昔は「オギノ式」と呼ばれていたが、最近ではリズム法と呼ぶようになっている。
基礎体温を毎日測ることで、排卵期を知り避妊の目安にする方法……つまり、排卵期にセックスをしないという方法だ。
理屈の上では理にかなっているのだが、往々にして排卵期を正確に把握することが難しくなる。また、排卵期は女性の性欲が高まる時期でもあり、その間にセックスをしないというのは女性にとって酷な話だし、自制心が強くないと実行できない。

基礎体温を測るには、普通の体温計ではダメで、専用の基礎体温計が必要になる。
基礎体温計は、小数点第2位まで測れる体温計。最近はデジタル表示のものも出ているので、測りやすくなっている。

低温期と高温期の差は、0.3〜0.5℃なので微妙な差だ。
高温期が排卵期に該当するわけだが、体調が悪かったり風邪をひいたりすると、体温は数度違うこともあるため、排卵期を見分けられなくなる。
時期としては、生理後数日から高温期に入るが、個人差があるため正確に排卵期・排卵日を知るのは難しい。
避妊方法としては、確実性に乏しく、失敗の原因になる。

むしろ、妊娠したいときに、妊娠しやすい時期を知るために、リズム法を使う方が適している。

避妊手術

避妊手術は、すでに子供がいて、これ以上子供は欲しくない女性または男性が取る方法だろう。

女性は卵管、男性は精管を糸で結ぶか切断して、卵子や精子の通路を遮断する。強制的に不妊にしてしまう方法だ。切断をしてしまうと、元に戻せなくなる。
避妊方法としては、最後の手段ともいえる。

避妊にならない避妊方法

俗説というか、間違った知識として行われている避妊方法がある。
以下の方法は無意味だ。

中出ししない方法

中出しとは、膣内に射精することだが、射精の直前にペニスを抜いて、膣外に射精するのは、まったく避妊にはならない。
前述したように、射精感がなくても精子は漏れ出てくるので、生のペニスを膣に挿入していれば、漏れ出た精子は排卵期であれば子宮に入っていける。

射精しなければいいと思っている男は多いと思う。
それは妊娠についての知識がない、無知である。

セックスの途中からコンドームを付ける方法

途中まで生でセックスしていて、いよいよ射精したくなったからとコンドームを付けても意味がない。
理由は前述と同じ。

射精後に膣内を洗う方法

膣内に射精したあと、膣内を水などで洗っても効果のほどは期待できない。
完全に精子を洗い流せるわけではなく、洗う前に子宮内に入っている可能性もある。
この方法は気休めでしかない。

生理中のセックス

生理中は妊娠しないというのは、ほぼ迷信。
生理後に排卵期に入るが、精子は膣内で1週間くらい生きていることがある。その間に排卵期に入り、子宮口が開くと、精子は中に入っていける。

女性上位の体位

騎乗位などの女性上位であれば、精液は下に垂れていくので、子宮内には入らないという、無茶な理屈。
膣の深さは10cm前後であり、ペニスの平均サイズは14cm前後なので、ペニスの先端は子宮口に届いている。
つまり、射精の瞬間に子宮口は精液を浴びるので、精子はスイスイと子宮内に入っていける。
まったく避妊にはならないのだ。

将来的な避妊方法

男性用の避妊ピルというのが開発中で、一部は販売もされている。
避妊の原理は2つ。
(1)精子の活動を阻害し、受精できなくする。
(2)射精時に精子が出てこないようにする。精液中に精子が含まれない。
男性が原因の不妊症の場合は、精子の数が少なかったり活動度が低かったりするが、それと同じ状況を薬剤で作り出せれば、男性用避妊薬になる。
インドネシアで開発された男性用避妊薬「ガンダルサ」というのが市場には出ているが、有効性は広く認められているわけではなさそうだ。まだまだ実用性を高く評価される状況ではないようなので、普及するのには時間がかかるだろう。

精子が出てくる経路を遮断するジェル、というのも開発中だという。
それは「ベイサルジェル」といい、“ジェルをペニスに注射することで男性が避妊する”のだとか。

【海外発!Breaking News】注射1本の男性用避妊薬「ベイサルジェル」 実用化は2018年か(米) | Techinsight(テックインサイト)

ベイサルジェルについて「ジェルを精液の通路である精管に注入することで、柔らかい半透性の壁ができます。そしてこの壁がフィルターの役目を果たします。精子は大きすぎて壁を通過できないため、体に再吸収されてしまうのです」と説明する。これによって精液が無精子状態になり避妊が可能になるという。ちなみに男性の射精能力に影響が出ることはないそうだ。

将来的には、男性が避妊ピルを飲んだり、避妊のための注射を打ったりすることも可能になりそう。

【追記】
「分子コンドーム」という方法も開発中だという。
詳細は⇒「分子コンドーム」…新しい避妊薬の登場となるか?

ピルのススメ

現状、もっとも確実かつ取り組みやすい避妊方法は、女性が避妊ピルを服用することだ。
しかし、日本ではピルに対する認識や利用度が低い。これには日本のセックスに対する閉鎖的で、古くさいセックス観も関係している。

ピルが浸透しているアメリカやヨーロッパでは、少女が思春期の年頃になり、セックスに興味を持ち始めると、母親がピルの服用を勧めることもあるという。年頃になれば、セックスするのが当たり前という考え方があるからだ。海外ドラマの青春もので、そういうシーンが出てくることがある。

セックスする相手がいるのなら、女性はピルを飲んでおくことだ。コンドームでの避妊は失敗のリスクが高いし、コンドームを付ける間もなく勢いでセックスしてしまうこともあるものだ。女性は自己防衛のためにも、ピルを飲んでおいた方がいい。

また、激しいセックスや高難度の体位、あるいは長時間セックスをするには、コンドームは途中で取れたり破れたりするので不向きだ。制約のないセックスをするためにもピルは有効となる。

特に、10代後半〜20代の女性は、積極的にピルを服用することを勧める。
なぜなら、中絶のために産婦人科を訪れる女性は、若者が多いからだ。望まない妊娠をしてしまうのは、セックスや妊娠についての知識が乏しいことも一因だ。その知識の一環として、避妊についても学んで、自覚することが必要だと思う。
そのための、ピルだ。

いま、これを読んでいる女性の“あなた
彼氏がいて、ピルを飲んでいないのなら、最寄りの産婦人科に行って、ピルを処方してもらおう。
あなた自身と、望まれない命を犠牲にしないために。


以上が避妊の基礎知識だ。
男性も女性も、最低限このくらいは知識として覚えておこう。

セックスを楽しみ、男女の愛を深めていくには、避妊は最優先事項だ。
くれぐれも避妊に失敗しないように。