バスルームで立ちバック

『体と心のセックス・ライフ』2008年1月分(Section-217〜220)

投稿日: カテゴリー: 体と心のセックス・ライフ, エッセイ
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体と心のセックス・ライフ
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Section-217『seXmas knight(前編)by ナナ』

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トオルさんは、わたしにとってはknight。
knightには騎士という意味のほかに、「女性保護者」の意味もあって、彼は女性を導いてくれるナイトだと思う。
クリスマスにトオルさんに会いたいとお願いしたところ、予定があるとのことで、翌日の26日に時間を割いてもらった。
1日遅れのクリスマス・ナイトだったけど、素敵なプレゼントの夜になった。
その夜のことを書いておきたくて、記憶が薄れないうちにと書き留めた。
それをトオルさんにも読んでもらった。
そうしたら、有料版に載せたいということで、多少長さを整理しつつ推敲して掲載してもらうことになった。
クリスマス・ナイトをもじって「seXmas knight」と。
わたし……ナナの一夜を感じてみてください。

■seXmas knight(前編)

トオルさんとの待ち合わせ場所に向かう途中に、ケーキ屋のコージーコーナーがある。
前日の25日は、クリスマスケーキを求める人たちで賑わっていただろう店には、客はいなくて売れ残ったケーキがまばらに並んでいた。
通り過ぎようとして、ふと思い立って足を止め引き返した。
甘党のトオルさんは、ケーキが大好き。この店のケーキも好きだった。
いっしょに食べよう。
オーソドックスなショートケーキと、チョコクリームのケーキの2種類を買った。

トオルさんから、メールで遅れそうだと連絡が入っていた。
急ぐ必要はないのだけど、気持ちははやる。
ミスドの2階に上がって、iPodと読みかけの本を取り出して時間をつぶす。

クリスマスに会いたくなったのは、年越しパーティーに参加できなくなったからだった。
実家から、今年は帰ってくるようにと、釘を刺されてしまった。
去年の年越しパーティーがとても楽しかったので、今年も楽しみにしていたのに……。
でも、たまには親に元気な姿を見せておかなくては。

帰省するのが嫌なわけではないけど、1つだけ頭の痛いことがある。
それは親や親戚の人たちから浴びせられる決まり文句。

「まだ子供はつくらないの?」

まるで挨拶のように、この質問が繰り返される。
わたしは苦笑いして「まだです」というしかない。
子供が嫌いなわけではないし、欲しいと思うこともある。
ただね、まだその時期じゃないと思っている。
うちの彼と二人だけの時間をもっと過ごしたいし、仕事も続けたい。
子供ができても、仕事を続けられなくはないけど、以前と同じようにはいかない。わたしの勤める会社では、たいていのに人が出産を機に辞めていく。育児をしながら仕事を続けることは、口で言うほど簡単じゃない。

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Section-218『seXmas knight(後編)by ナナ』

わたしはSEXが好き。
SEXは楽しいし、気持ちいいし、幸せになる。
気持ちいいことが嫌いな人はいないはず。

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女性が「SEXが好き」なんていうと、男性の方はあらぬ誤解をするかもしれない。
SEX好きの女は、淫乱な女……などと。
どうしてそんなふうに発想してしまうのか、理解に苦しむ。
逆の場合に、SEX好きの男性が淫乱な男とはいわないのに。

■seXmas knight(後編)by ナナ

SEXがわりとオープンな時代になっているけど、それでもタブー視する傾向は残っている。
女性は慎ましく貞節に……という価値観。
でも、それは男性が女性を縛りつけておくための方便だと思う。
女性が強くなった昨今でも、やはり社会は男性的な価値観で動いている。
男性がAVを見ていても、ことさらに変にいわれることはないけど、女性がエッチな小説やマンガを読んでいると、屈折した女性に見られる。

わたしが好きなボーイズ・ラヴの世界も、異質な世界として見られてきた。
同性愛が好きなのではなくて、男性に興味があって、綺麗な男性が好きなだけなのよ。
つまり、理想型。
男性が美人や巨乳が好きなのと、基本的には同じこと。

正直に告白すれば、わたしの男性経験は、うちの彼とトオルさんだけ。
それでも十分すぎるくらい、SEXが好きになった。
特に、トオルさんを経験したことが、わたしのSEX観を大きく変えた。
うちの彼とのSEXは、わたしには初体験だったし、実体験としていろいろと新鮮で楽しかった。
不満なんてなかったけど、それはその先を知らなかったから。
楽しいSEXでも、オーガズムがどういうものかはわからなかった。
気持ちいいけど、突き抜けるようなものはなかった。
それもそのはずで、未体験の感覚だったから。

漠然とした知識で知っていたオーガズムと、実際のオーガズムはまったく別物だった。
世界が違っていた。

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Section-219『ガールズ・ラヴ(by 春海)』

Section-216『ガールズ・ラヴ』は、オレの視点から書いたものだった。
それを読んだ香織から、当事者である彼女たちの視点からのものを読んでみたいとリクエストがあった。
それは面白い提案だと思い、春海、涼子、ナナの3人に宿題を出した。
彼女たちは、それぞれにガールズ・ラヴの経験者だからだ。
ただ、彼女たちは快感状態になると、恍惚自失になってしまうため、どの程度のことを書けるのか、一抹の不安はあったのだが……。
ともあれ、好きに書いてもらうことにした。
まずは、春海から。
はてさて……。

■女の子が好き!\(^O^)/

涼子ちゃんと二人で出かけるとき、
よく、手をつないで歩いてるわね。
なんとなく…
それが自然だし、当たり前のことだから。

トオルにいわせると、男同士で手をつなぐことは、普通はないという。
そうかなー…、そうかもしれない。
どうしてかなと考えると、たぶん、触れあうことでお互いのことを確かめあってるんじゃなのかなと思う。

女って、異性の目も意識するけど、同性の目も意識するよね。
先日、あるテレビ番組で、若い女性とオジサンたちの討論で、
ミニスカートをはいているときに、オジサンに見られるのがイヤというのがあった。

で、女性タレントが、オシャレしたいだけとか、同性の人にオシャレを見せたいだけで、オジサンに見せたいわけじゃない……とかなんとか。
そういうのもどうかと思うけど、「オジサン禁」とかって張り紙でもしない限り、見えるものは見ちゃうよね。
エッチ願望のない男性なんて、ほとんどいないわけだし。
ただね、彼女が同性の人にオシャレを誇示したいという気持ちはわかるわけ。
(その女性タレントのブログが炎上したらしいわ)

たぶん、その女性は自分のスタイルとか足に自信があるのね。
どう? わたし、素敵でしょ? かわいいでしょ?
と、いいたいわけよ。
優越感に浸りたいのと、同性の人に対してアピールしたいわけ。
女のオシャレ感覚は、女の方がわかるからね。

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Section-220『ガールズ・ラヴ(by 涼子)』

同じテーマの2番手は難しいなー……と、思いつつ(^^;)

春海さん、好きです。
ナナちゃんも好きです。
もちろん、トオルさんも大好きです(^○^)

トオルさんはわたしを「女」にしてくれた、かけがえのない男性。
そして、春海さんはウブなわたしの手を引いてくれた。
春海さんがいてくれたから、トオルさんとの初体験に挑むことができたし、いろいろとわからないことを教えてもくれた。
トオルさんと春海さんは、わたしにとっての先生であり先輩なの。

■愛しあえることがステキ by 涼子

同じテーマの2番手は難しいなー……と、思いつつ(^^;)

春海さん、好きです。
ナナちゃんも好きです。
もちろん、トオルさんも大好きです(^○^)

トオルさんはわたしを「女」にしてくれた、かけがえのない男性。
そして、春海さんはウブなわたしの手を引いてくれた。
春海さんがいてくれたから、トオルさんとの初体験に挑むことができたし、いろいろとわからないことを教えてもくれた。
トオルさんと春海さんは、わたしにとっての先生であり先輩なの。

わたしは一人っ子で、両親の仲は中学生になる頃には冷え切っていて、家族とはいってもそれぞれが孤立していて、ただ同じ家に住んでいるだけだった。
離婚話も出ていたようだけど、わたしが成人するまでは……という申し合わせがあったみたい。
形だけの家族だった。
温もりも、団らんもなく、会話も乏しかった。
手の届くところにいながら、同じ空気を吸っていながら、関係は希薄だった。

わたしが成人しても、両親は離婚しなかった。
形だけの家族が定着したからなのか、あきらめなのか、一番の理由は経済的な問題だと思う。50に手が届く年齢になっていた母が、自立できるだけの仕事につくことは難しかったから。

家族がそんなだったから、わたしは愛情に飢えていたと思う。
恋は何度かしたけど、その一方で、ある距離以上に親密になることに臆病にもなっていた。
心に壁を作っていた。
相手の彼との心の距離が接近するほどに、拒絶反応が起きた。
超えられない一線があった。

その壁を取り払ってくれたのが、春海さんとトオルさんだった。

今思い出しても、それは不思議な体験だった。
あんなに高い壁だったのに、スーーと通り抜けられた。
越えたんじゃなくて、壁をすり抜けた感じだった。
それは、春海さんとトオルさんの人柄のせいだと思う。
ふわ〜と包みこんでくれるようなやさしさ。
決心するのに悩みはしたけど、結論が出ない悩みではなくて、言い出すきっかけを踏み切る悩みだった。
そのときは、突っ走っていただけだけど、直感的にこうなることを信じていたんだと思う。

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