バックで燃える

『体と心のセックス・ライフ』2007年9月分(Section-201〜204)

投稿日: カテゴリー: 体と心のセックス・ライフ, エッセイ
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体と心のセックス・ライフ
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Section-201『ラブホテルの過ごし方・ナナ編(2)』

バックで燃える
バックで燃える

彼女はスリムな体のどこにそんなエネルギーがあるのかと思うほど、激しく感じて、快感に昇りつめていく。
体力に自信がないといっていたのが嘘のように、熱く燃える。
彼女の好きなバックで攻め続け、彼女は感じ続ける。
深く、高く、そして激しく。
オーガズムの限界は、乗り越えるたびに、より高くなる。
彼女は欲し、オレも欲する。
互いにどん欲に求めて、互いに昇っていく。
それは経験した者にしかわからない、悦び。
彼女はどこまで昇っていけるだろうか?
彼女はオーガズムの空を、高く、高く飛び続けていく……。

■体位を変えながら、連続バック攻め

ナナは嬉々として四つん這いになる。
スリムな体なので、四つん這いになるとチーターのような見軽さを感じる。
オレは彼女のお尻に股間を密着させ、一体になる。

女性は猫科の動物にたとえられることが多い。
ナナは「チーター」、春海はふっくらとした「ノルウェージアン・フォレスト・キャット」、涼子は色っぽい体つきの「パンサー(黒豹)」、奈緒子は母性が漂う「雌ライオン」、香織は愛らしくもセクシーな「アビシニアン(レッド)」というところだ。
卒業した彼女たちでいえば、美希は気品がありオーガズムの絶叫が素晴らしかったから「タイガー」、由美子は奔放で艶があったから「ロシアンブルー」、沙優美は若々しくてはつらつとしていたから「アメリカン・ショートヘアー」かな。
ちなみに、沙優美は猫を飼っていて、猫の話題でも気があっていた。

ナナはウエストも細い。
四つん這いになると、それは顕著だ。
ヒップが弧を描いて、ウエストでキュッとくびれている。お尻の肉が締まっているため、細い足がスラリと伸びて、美しいラインを作る。細いといっても、骨と皮だけの病的な細さではなく、適度に筋肉についた細さだ。最近はこれといってスポーツはしていないそうだが、学生時代にはバレーボールをやっていたという。

オレはゆっくりしたリズムで、彼女の体を揺らす。
彼女は猫のように、しなやかに感じ始める。
喉を鳴らすことができるなら、ゴロゴロと鳴らしていただろう。
その代わりに、彼女は色っぽい声で気持ちを表現する。
「はあぁぁぁ……ぁあぁぁぁ↑……んぁぁぁ↑……」
声はお尻が高くなる。猫が甘えているときの声にも似ている。
ス──と引いて、ス──と戻す。
感覚として、引くのに1秒、入れるのに1秒というリズム。
カリが抜ける直前まで引いて、入れるときは股間が密着して彼女のお尻をグッと押すまで。ペニスの先端が、彼女の子宮口を内側に押しこんでいるのを感じる。
ストロークの長いピストン運動。
オレが押しこむとき、彼女は閉じている股に力を入れて、ギュッとさらに閉じる。そうすることで、より挿入感が強くなり、彼女の快感は増す。春海ほどのヴァギナ締めにはならないのだが、そうしようと努力しているのだ。
「はぁぁ……とっても気持ちいい……ぁぁああぁぁぁ↑」
オレは左手を彼女の腰に当て、右手で彼女の背中をさする。
指先で背骨のあたりをなぞり、さらにウエストの曲線をなぞる。
その間も、腰は反復を繰り返す。
曲線をなぞっていると、彼女が身をよじる。脇からウエストのラインが、彼女の性感帯でもあるのだ。
「あはぁん!……ぁぁあァァァ↑……ぁははぁ……ぁぁぁああァァ↑」
笑い声が交じる。
ゆっくりとした快感なので、彼女のいうところの観覧車タイプの快感だろう。
徐々に気持ちよくなって、快感の高さが少しずつ上がっていく。

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Section-202『バックの気持ち・ナナ(2)』

トオルさんは、わたしにはお兄さんのような人。
夫とは歳が近いこともあって、甘えることに遠慮してしまう。頼りにはしているのだけど、わたしもしっかりしなくちゃという自負もあるから。
でも、トオルさんだと、無条件に甘えられる。
この感覚は不思議。
ちょっとわがままでも、笑顔で受けとめてくれる。

春海さんや涼子さんが、トオルさんに甘える気持ちがよくわかる。
年上の奈緒子さんも甘えられるというのは、年齢差だけではなくて、彼の人柄のためなんだろうと思う。
包容力があって、優しくて、セックスも素敵……
愛してくれていることを、とても感じるし、わたしも愛してしまう。
彼は、いろんな意味で特別。
だから、多くの女性に愛される。

■トオルさんを深いところで感じながら……

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四つん這いになると、彼がすぐにわたしの中に入ってきた。
ああ……、うれしい……
彼を自分の中に感じることが、悦びになる。
逞しくて、力強くて、それだけでわたしの体にエネルギーが注がれる。
それは「気」なのだと思う。
彼のペニスからほとばしる気が、わたしの体の芯を貫く。
音がするわけではないけど、「キーン」と頭に響くような感覚。

わたしのことをチーターとイメージしてくれた。
へ〜、そうなのかと思った。
なぜか、うれしくなってしまう。
チーターのように速くは走れないけど、彼のパワーに追随できるようにはなってきた。
最初の頃は、圧倒されてついていけなかった。
こんなに激しいセックスがあるなんて、思っていなかった。
まして、数時間も続くセックスなんて、考えられなかった。
彼を知る以前と、知ったあとでは、セックス感がまるで変わってしまった。
これが「愛しあう」ことなんだと、再認識した。
それからは、夫とのセックスも変わった。
夫もトオルさんを師匠と仰いでいるので、アドバイスを受けたりして頑張ってくれるようになった。
夫のセックス経験値向上には、春海さんと涼子さんの存在も大きい。彼女たちのお陰で、夫が異なるタイプの女性を経験できて、持続力や応用力が増した。わたしにとっても彼女たちは、よきお姉さんであり、お手本になっていた。
わたしがトオルさんのお陰で変わったように、夫も変わることができた。
トオルさんを中心としたトオルファミリーで、わたしたちはセックス力(りょく)を高めていける。
これはとても素敵なことだと思う。

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Section-203『ラブホテルの過ごし方・ナナ編(3)』

長い夜は、情熱に満たされた。
彼女は求め、オレは満たす。
何度も、何度も……。
この瞬間が、永遠に続くかのように、時間は流れていく。
短い眠りのあとにも、彼女はさらに飛び続ける。
どこまでも、どこまでも、彼女は昇っていく。
だが、時間は有限で、確実に終わりに近づく。
彼女は残された時間を、限界まで高く昇る。
それは太陽のようにまぶしく、天使のように神々しい。
彼女は愛の女神のように、恍惚と快感に輝く。
それはとても素晴らしく、美しい姿だった。

■朝まで燃えて

長い休憩時間。
といっても、30分くらいだが。
小腹を満たし、喉を潤し、オレはニコチンを補給。
サッカーのハーフタイムみたいなものだ。
汗は引いて、肌は乾いていたが、体が少し冷えてしまった。温度をやや高めにするが、エアコンが古いためか、どうも温度調整がうまく働かないようだった。
オレにはほどよい温度だったのだが、ナナは寒そうにしていた。女性は冷え性の人が多いが、彼女はスリムなだけによけいに冷えるのだろう。
「風呂、入ろうか?」
「うん。ちょっと暖まりたい」
オレはバスルームに行き、残り湯に熱い湯を足す。
湯をかき混ぜながら、湯加減をみる。
適度な温度になったところで、彼女を呼ぶ。
「いいよ、おいで」
オレは先に浸かり、彼女が来ると、オレの前に入らせる。
「あったかーい」
オレは背後から彼女の肩、腕、そして乳房を揉む。
冷たかった肌が、お湯で温まっていった。
「入れようか?」
オレはいった。体も温まってきたから、彼女も欲しているだろうと思ったからだ。
「うん!」
「じゃ、オレの足をまたいで」
彼女は両手をバスタブの縁にかけて体を浮かせると、オレは股を閉じ、彼女はその上に体を沈める。
オレはペニスをつまむと、手探りで彼女の入口を探して、先端を入れる。
彼女の乗り位置を調整して、スッと深く入った。
「はぁ〜、落ちつく」
彼女はいった。
湯の中の座位で、まったりと温まる。
ナナは春海に比べると寡黙な方だが、それでもおしゃべりするのは彼女の方だった。オレは聞き役になり、相づちを打ったり、短く言葉をはさんで、彼女のおしゃべりをうながす。
話題はもっぱらエッチなことだったが、共通の趣味である小説のことも多かった。最近読んだ本のこととか、小説を書く上での技巧的なことも話す。
オレは彼女の書いた小説に対して、たびたびアドバイスをしていた。ことに、男の性的な描写には、よりリアリティが出るようにヒントを与える。たとえば、ペニスが勃起するのはどういう感覚なのかというのは、女性には実感がないため、想像で書かれていることが多い。そうした点について、アドバイスするのだ。
会話の内容としては、真面目で専門的なことだが、それをセックスをしながらする、というのが面白いところだ。
彼女が好んで書くのは、男同士のラヴストーリーだ。
男同士のセックスといえば、アナルセックスになる。彼女もアナルセックスの経験はしていた。夫に頼んでしてもらったのだ。そのことも、男同士の絡みを書く上で役立っているという。
ただ、オレとはアナルではちゃんとしたことがなかった。試みたことはあるが、彼女が痛がってしまって、途中で断念した。
彼女はいった。
「トオルさん、、してもらえますか?」
「オレはいいけど、大丈夫?」
「わかんないけど、あれから、何度かダンナにしてもらって、少し慣れてきたから、再チャレンジしてみようかなって」
「今日は、その準備はしてこなかったな。ローションはあるけど」
「わたし、持ってきた。イチジク浣腸とアナル用ローション」
オレは笑った。
「そのつもりだったのか」
「いい?」
「ああ」
「じゃ、ちょっとトイレに」
彼女はオレから離れて立ち上がる。
「ついでに、ローションも持ってきて。ここでしよう」
彼女はバスルームから出て行った。

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Section-204『バックの気持ち・ナナ(3)』

わたしは彼にすべてをゆだねた。
体も心も彼に捧げた。
彼はわたしが差し出せる以上のものを、わたしに与えてくれた。
こんなに甘えてしまっていいのだろうかと思うほどに。
彼を愛しています。
とても深く、とても強く、全身全霊で。
彼はわたしを優しく包み込んでくれた。
彼の腕の中で、わたしは女であることの悦びを、最大限に感じることができた。
彼は、わたしにとっては、師匠であり、父のように大きな存在。
あなたと出会えたから、今のわたしがある。
感謝の気持ちでいっぱいだった。

■深く、強く、愛されて……

セックスの最中は、体が熱くて汗をかくほどなのに、彼から離れるとクーラーの効いた部屋で体が冷えてしまった。
わたしは冷えているのに、彼の体に触れると、ホカホカと温かい。
彼はわたしの体を温めてくれるだけでなく、心も温めてくれる。
わたしが寒そうにしていたので、彼はお風呂に入ろうといってくれた。

自宅のお風呂は、二人で入るにはあまりに窮屈なので、いつもひとりで入る。夫と一緒にシャワーを浴びることはあるけれども、それでも二人ではちょっと窮屈だった。だから、バスルームはエッチをする場には適していなかった。
ラブホに来ると、バスルームが楽しい場所になった。
こんなに広くて、二人が余裕で入れるバスタブがあると、バスタイムが特別な時間になる。
湯に浸かって、彼にもたれかかっていると、格別に幸せな気分になった。
これで、彼がわたしの中にいてくれたら……
そう思っていたら、彼がわたしの気持ちを察してくれた。

湯の中で彼の足をまたいで、お尻を彼の股間の上に沈めた。
そして、彼が入ってきた。
はぁ……、温かい……
彼がわたしの中に、体の心棒のようにキリッと収まった。
とても落ちついた。
彼が中にいてくれるだけで、気持ちが癒される。
相手が夫でも、同じように感じるけれども、夫はトオルさんほどには長く勃起していられない。
夫はエネルギッシュなセックスで、いつも激しい。
トオルさんもエネルギッシュだけど、激しいのと静かなのと、使い分けができる。しかも、長い時間に渡って。
花火にたとえると、夫は打ち上げ花火で、トオルさんは特大の線香花火かな。
わたしはどちらも好き。
欲張りかもしれないけど、夫もトオルさんも、わたしにはなくてはならない男性になった。

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