お姫様抱っこ

『体と心のセックス・ライフ』2007年6月分(Section-189〜192)

投稿日: カテゴリー: 体と心のセックス・ライフ, エッセイ
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体と心のセックス・ライフ
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Section-189『セックス教室・香織編#2』

お姫様抱っこ
お姫様抱っこ

彼女に会う前には、いろいろと仮定のシナリオを考えていた。
最初はこうしよう、これだけはしてあげよう、こんなときはこうしよう……といった、いくつかの事態を想定したシナリオだ。
だが、そうしたシナリオは、実際の展開では、あまり役には立たない。たいていは予想したような展開にはならないからだ。
だが、シナリオを描くことは、心の準備と臨機応変な対応をすることには役立つ。彼女と実際に会うまでに十分すぎる時間があったことで、様々なシチュエーションを想定することができた。
過程はいろいろあったにしても、目標だけは決まっていた。

──彼女にオーガズムを経験させてあげること──

それが無理だとしても、彼女が満足して、笑顔で帰れるようにすることが最低限の目標だった。
出だしは順調だった。
彼女の反応はよく、危惧していた違和感はなかった。
彼女とのフィーリングが、オレととてもマッチしていたのだ。
これは重要なことだった。
オレがどんなテクニックを駆使したところで、彼女とのフィーリング……つまり相性が合わなくては、すべてが徒労に終わってしまうからだ。
オレは彼女がシャワーを浴びて出てくるのを待ちながら、次の展開を考えていた。
ほどなく、彼女はバスルームから出てきた。

■裸のスキンシップから……

「お待たせ」
香織は裸のまま出てきた。笑顔を浮かべ、多少の照れはあるようだが、緊張感はだいぶ薄らいているようだ。
オレは抱擁で迎える。
そして、彼女を抱き上げる。お姫様抱っこだ。
「え? 大丈夫?」
オレは軽々と持ち上げる。
「平気さ、このくらい」
実際、彼女はそんなに重くはなかった。
「えへへ、あはは」
彼女は笑っていた。
抱き上げた彼女を、ベッドの上にそっと下ろす。意外と、このお姫様抱っこをしてもらったことのない女性は多いようだ。だから、これをしてあげると、喜ぶことが多い。
彼女を寝かせると、オレも隣に肘をついて横になる。
乳房に触れ、その膨らみの感触を確かめるように愛撫を始める。
乳首は硬くなっていなかった。
オレは乳首に口をつけ、舌で舐めては、唇で吸う。
しかし、彼女の反応は乏しかった。
「わたし、乳首ではあまり感じないの。過敏で痛くなってしまうの。子供が生まれたときも、授乳で苦労した」
彼女はいった。
「そうなんだ」
それで乳首が硬くならないのか。それでも、乳房全体を舐め上げて、乳首を舐め続けていると、少しだけ硬くなった。まったく反応しないわけではないのだ。つまり、感じるような愛撫を、あまりされていなかったことが原因だと思われた。
反応が乏しいために、感じやすい乳房がどちらか……利き乳房がどちらかもわからなかった。
小さめの乳首は少女のように愛らしいが、見た目だけではなく、性感帯としても少女のように未発達なのだろう。

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Section-190『セックス教室・香織編#3』

彼女と対面してから、裸になり、密度の濃い時間を過ごす。
1分が長く感じられ、1時間はあっという間に過ぎる。
満ち足りた時間は、快感で彩られる。
彼女は控えめな感じ方から、徐々に自分を解放していく。
始めたときには1だったものが、3になり、5になり、7に……。
オレは彼女の反応に、手応えを感じながら、さらなる高みへと導いていく。
実質的な初対面でありながら、彼女がこれほどオレを信頼し、我が身をゆだねられるのは、対面するまでの長い年月と、相手の内面を知ることができたからだ。
それプラス……
ある種の魔法も作用していたのかもしれない。
それは「好き」という気持ち。
オレは彼女と顔を合わせた瞬間から、彼女のことを好きになった。
彼女も同様だったのだろう。
恋愛とは違う、もっと本質的な部分での「好き」だ。
時間が経つにつれて、その気持ちは確信に変わる。
オレは彼女を愛した。
彼女もまた、オレを愛した。
それゆえ、セックスは素晴らしいものになっていく。

■フェラから騎乗位へ

フェラは、その女性の個性が出る。
口の大きさ、舌の動かし方、フェラがどれだけ好きか、そして経験の差が食べ方に反映されるからだ。
香織はフェラの経験が乏しく、上手くないと自覚しているようだった。
というのも、彼女にとって、フェラをする男性はオレで二人目なのだそうだ。最初にフェラをした彼とも、やり方がわからないまま、自己流で数えるほどしかしたことがないという。
仰向けに寝ているオレには、彼女が食べている様子がよく見えなかった。彼女の頭で隠れてしまっていたからだ。彼女は手でペニスを立てて食べるのではなく、勃起して腹にそうような角度になっているペニスに、顔を向きを合わせていた。
そのあたりが経験の違いだ。もっと食べやすいように、ペニスの扱い方を変えるということを知らなかった。
だが、オレはそのことを指摘しなかった。まずは、彼女のしたいようにさせ、オレのペニスに慣れてもらうのが先だった。

オレはペニスからの感触で、彼女のフェラを観察する。
不慣れなことは彼女の言葉通りだが、いいところもあった。
それは舌の感触だ。
口の中に入れた状態で、彼女の舌がカリの先端を舐めている感触がよかったのだ。
また、オレの太めのペニスを、なんなく口に入れてるところもいい。
ただし、深さは浅かった。カリ首がやっと口の中に収まる程度だ。
「初心者にしては、けっこう上手だよ。舌の使い方がいいね。口に中に入れると、舌を連動させて動かせない人が多いんだ」
彼女の舌がカリを刺激すると、ときどきヒットポイントに当たる。
「ああ……気持ちいいよ。その調子」
過去のセックス教室の彼女たちにも、こうしてフェラを教えたものだ。最初はぎこちなかった彼女たちも、やがては自在にフェラができるようになった。特に上達したのは由美子だった。
香織も経験を積めば、フェラの達人になれる素質があると思った。
なにより、自分からフェラしたいと言い出すほど、興味と意欲がある。
「なるべく深く入れてみて。それと、顔を動かすときに、唇でペニスを圧迫するようにして滑らせて。
そうそう……気持ちいいよ……続けて」
オレは声をかけ続ける。
そうすることで、オレがどう感じているか伝わるし、彼女の方もレスポンスがあることでやりがいにもなる。
「ああ……いいよ……ああっ! 今のよかった……そう……」
オレは幸福感に浸る。
フェラをしてもらっているときは、いつもそうだ。
彼女を愛おしく感じ、彼女もオレを愛おしく感じてくれていると実感できるからだ。

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Section-191『セックス教室・香織編#4』

彼女は、これほど長い時間セックスをしたのは初めてだったといった。
初めての大きなペニス、初めてのお姫様抱っこ、初めてのオイルマッサージ、初めての体位の数々、初めての刺激と快感、初めての……。
一晩で、初めての体験がたくさんあった。
それは新鮮で驚きの連続でもあった。
オレにとっても、初めてのことはあった。
それは彼女という初めての女性の、探索と探求だ。
オレたちは、二人でセックスの冒険をした。
まるで、セックスのディズニーランドのように。
あるいは、二人が主演する、観客のいないセックス舞台のように。
欲求と官能と快感の海を二人で泳いだ。
しかし、嫌らしいものではなく、限りなくロマンチックに。
オレは彼女を満たし、彼女はオレを悦ばせてくれた。
そして……
彼女は求めていたものを、手に入れる。

■2回目フェラからクンニへ

一体感の余韻を味わったあと、背後位を解いて、休憩する。
「おやつ食べようか?」
「そうですね」
4時間あまり続いていたので、小腹が空いていた。
「わたし、ちょっとシャワー浴びてくるね」
「はいよ」
汗もかいていたし、オレの精液で彼女の股間はネチョネチョだった。
オレは一服する。
ほどなく、香織が戻ってくる。体にはバスタオルを巻いていた。
「どれ食べますか?」
彼女は冷蔵庫を開けていった。
「プリンにしよう」
彼女はプリンを2つ取り出して、1つをオレに渡してくれる。
ベッドに並んで座り、二人で食べる。
「もう3時だね。朝は5時くらいに出るんだっけ?」
「ええーと、5時半くらいには出ないといけないかな」
「あと、2時間か。眠くない?」
「まだ平気。夜勤の時は、この時間くらいからが一番眠いんだけど」
「帰りは空港まで、見送ってあげるよ」
「それは……、遠慮します」
「どうして?」
「なんていうか、別れるのが辛くなるから」
「そう? どうせ暇だし、つきあうよ。空港で朝飯でも食べようよ」
「ううーん……、やっぱり、いいです」
「そうか」
プリンを食べ終えると、飲みものを飲み、オレはタバコをもう一本吸う。
「トオルさんは、東京にもう長いんですよね?」
「そうだね。田舎で過ごした時間よりも、長くなってるかな。田舎にはめったに帰れないしね。もう10年くらい帰ってない」
「そんなに?」
「ああ。猫がいるからね。置いてはいけない。この前帰ったのは、じいさんの葬式だった。親とは電話はちょくちょくするんだけど、顔は合わせてないんだ」
「へぇー」
「それに、オレは乗り物酔いがひどくてね。帰るときは、かなりしんどいんだ。ヘロヘロになってしまう」
互いの出身地の話で盛り上がる。九州といっても、県が変わると、事情もかなり違ってくる。
「トオルさんて、なまりがないですよね。生まれは別ですか?」
「よくいわれる。生まれも育ちも同じ市内だよ。子供の時からそうなんだ」
「共通語育ちなんですね」
話が途切れると、彼女の視線はペニスに向けられる。
「小さくなってる」
「これが普通の大きさ。こいつがあれだけ大きくなるわけ」
ペニスは萎んで、5センチくらいになっていた。勃起すると17.5センチだから、3倍強になる。
彼女は手を伸ばして、ペニスに触る。
「か〜わいい〜」
「すぐに大きくなるよ」
「食べてもいい?」
「どうぞ」
香織はベッドから降りると、カーペットの敷かれた床に腰を下ろす。
オレの太ももの上にもたれかかると、顔を寄せる。
ペロペロと舐め始めて、ほどなく口の中に含む。
ペニスはムクムクと大きくなっていく。
オレは心地よいフェラに、身をまかせる。
「ああ……気持ちいいよ」
1回目のフェラよりも、食べ方が大胆になり、オレのヒットポイントに当たる頻度も多くなっていた。
オレは、彼女の好きなだけ食べさせることにした。

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Section-192『セックス教室・香織編#5・彼女の視点から』

香織との一夜をドキュメントとして綴った。
それが「香織編♯1〜♯4」までである。
彼女と交わした会話や、どのように愛しあったかを、シーンごとにある程度克明に書いている。すべてを書ききれるものではないが、ハイライトシーンはほぼ全容を書いたつもりだ。
これは記憶が薄れてしまわないうちにと書き残した、オレと彼女との外部記憶でもある。そして、読者のみなさんは、オレたちの一夜を読んでイメージし、観客として追体験したことになる。
ただし、その舞台はオレの視点から見たものとなっている。
香織自身は、どう見て、どう感じていたのかは、彼女にしかわからない。
それはオレも同じだ。
双方の視点から見たときに、初めてこのドキュメントは完成する。
というわけで、彼女にもあの一夜の思いを書いてもらった。
彼女の書いたものをオレは読み、彼女のそのときの気持ちを知ることとなった。
彼女からのレポート&メールは、長短合わせて十通あまりにおよび、断片的なものもあった。それらをオレが再構成しつつ、オレのコメントをそえて1つにまとめた。
あの夜の、彼女の視点からの、もうひとつのドキュメントがここにある。

■香織の気持ち

トオルさんとの一夜を過ごしたあと、
羽田空港で帰りの飛行機を待つ時間。
展望デッキに出て、外の空気を感じながら、
昨日から今朝にかけての、夢のような出来事を振り返りました。

私の心と身体には、しっかりとトオルさんが刻み込まれています。
その事実が、とてもうれしかった…。

帰宅してシャワーを浴びてベットに潜り込み、
浅い眠りにつきました。
どれくらいの時間が経ったのでしょう?
目が覚めて、
夢の中とも、現実のものとも区別のつかない状態で、
枕元にあった携帯でトオルさんにメールを書きました。

あの日あった出来事は、トオルさんが克明に記憶していて、
その全てを記事に書いてありました。
こんな事まで書くのかと(笑)
思わず赤面してしまってはみたものの…
そういえば、セックス教室の女性たちとの事も、
鮮明に書き出されていた事を思い出しました。

いつもトオルさんが書かれているものを読んでいて、
その表現力や、言葉の端々から溢れ出して来る、
女性に対するやわらかな眼差しを感じていて、
そんなところに心惹かれて、長い間読者を続けてきたけれど…。
つい最近まで、トオルさんにメッセージを送ってみようとか、
セックス教室に参加してみたいとか、
そういう事を考えた事はありませんでした。
どうして考えた事もなかったのか?(^^)
自分でも上手く説明出来ないんだけど、
それはね、やっぱりトオルさんはメルマガの発行者で、
私はたくさんの読者の中の一人です。
いつも近くに感じているようでも、
現実にご対面している姿を、頭の中に描けなかったからだと思います。

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