セックスを教えてください

『体と心のセックス・ライフ』2005年5月分(Section-89〜92)

投稿日: カテゴリー: 体と心のセックス・ライフ, エッセイ
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体と心のセックス・ライフ
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Section-89 『初恋の想い出(後編)』

初恋の想い出はどんな味?
苦い? それとも甘い?
夢の中で再会した彼女は、当時のままの姿だった。
遠い過去のことだが、鮮烈な記憶として今でも残っている。
彼女とのことは、人生の分岐点になった。
いろんな意味で。
もしかしたら?……と、想像してみても現実は変わらない。
それでも、あのときこうしていたら……と考えてしまう。
うぶな少年の恋は、うぶな恋になる。
それが、初恋――

オレの初恋ドキュメント、その後編。
あの初恋があって、今のオレがある。
それだけは確かなのだ。

■二人で歩いた帰り道

「トオルくん、一緒に帰ろう」
沙織が傘をオレの上にもかざしていた。

それは思いがけない言葉だった!

「ああ」
オレは驚きで曖昧な返事をした。
彼女がいくら積極的な女の子であったにしても、当時は女の子から声をかけるなんてのは、珍しいことだったのだ。
オレと彼女は、相合い傘で歩きだした。
そんなことは、まったく想定していない状況だ。正直、面食らっていた。
下校中だった、他の生徒たちからは注目の的だ。彼らがオレたちに注いでいる視線が痛いほどだった。
田舎だということもあるが、男子と女子が一つの傘で歩いているなんて、オレ自身も見たことはなかった。男女交際は今ほどにはオープンではなくて、かなり特別なことだったのだ。
彼女は美人だし、オレもその頃はスリムで背が高く足が長いという、目を引く外見だった。事情を知らない他の生徒たちから見れば、絵に描いたようなカップルだったに違いない。
オレはうれしさと困惑で舞いあがっていた。

今、思い出しても、その光景は熱愛のカップルのように見えたはずだ。
告白はしていなかったが、心の中では互いに「好き」だったんだと思う。

彼女にしても、オレに声をかけ、傘を差しだすというのは、相当に勇気が必要だったはずだ。それもとっさの行動だったのだろう。
クラスが同じだし、帰る方向も同じ。そういう機会は何度もあったかもしれない。だが、オレはテニス部に入っていたし、彼女は英会話のクラブに入っていた。帰りはいつも遅かったため、帰りの時間が合うことはなかった。
その日、帰り道で一緒になったのは、まったくの偶然だったのだ。

クラブではオレが運動部、彼女は文化部だったというのも、不思議だった。
彼女はスポーツが得意だったから、運動部かと思いきや、文系だった。オレは普段は文系の趣味だが、クラブは体育系。案外、オレと彼女は当時思っていたほど、趣味趣向が違っていたわけではなかったのかもしれない。
だが、14〜15歳のオレには、わからないことだったのだ。
オレは彼女を特別な目で見ていた。オレが好きだという以上に、彼女は男子にもてるタイプだったからだ。幼なじみであることが、有利に働くとは思っていなかった。

二人で歩きながら、沈黙しているわけにもいかない。
オレたちは取り留めのない話をしていた。
「久しぶりだよね。こうして、話するの」と彼女。
「うん、そうだね。なんか、話しにくくて……。昔は、よく遊んだよね」
「誕生パーティー、よくしたね」
「そうだね」
会話は歯切れが悪く、油の切れた歯車のようにギシギシしていた。
なにを話したらいいのか、互いに戸惑っていたのだ。
肩の触れ合う距離に、沙織がいる。
そのことだけで、オレはうれしかった。その喜びを、ペニスは勃起で反応する。困ったヤツだと、オレは顔が熱くなる。
冷たい雨も、周囲の視線も、テレビ画面の背景になる。
ずっと好きで、ずっと想いを溜め込んでいたのに、口から気の利いた言葉が出てこない。
彼女に言いたかった言葉の羅列が、頭の中を駆けめぐる。
単語はちぎれてバラバラになり、意味をなさなくなっていく。

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Section-90 『出会い系サイトの実態(3)』

出会い系サイトを、かれこれ3ヶ月あまりリサーチしてきた。
その数、約20サイトほど。
だが、そのほとんどが、出会い系サイトとは名ばかりの、ぼったくりサイトである。登録女性のほとんどはサクラだし、金を払わせるための手法が、かなり巧妙になってきた。
ひところ、架空請求や勝手にマイナスポイントにして請求するという、いかにも詐欺商法のサイトが多かった。
しかし、いつまでもその手法では、長続きしない。利用者も賢くなるからだ。
そこで、さらに巧妙な手口が使われるようになった。
サクラはサクラに違いないのだが、いかにもリアルな相手であるかのように偽装するサクラが出てきたのだ。
サクラは直アドを交換しないもの……というのが、これまでのパターンだった。
ところが、直アドを交換するサクラが登場した。
直アドといっても、フリーメールアドレスなので、取得も容易だし、無効にするのも後腐れがない。結局のところ、どこの誰だかわからないのだから。
そんな狡猾になってきたサクラの手口の一部始終を公開する。

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Section-91 『ラブホテルの過ごし方(池袋・HOTEL Domani)』

池袋は雑然とした街だ。
渋谷のように洗練されていないし、若者の街というわけでもない。
新宿の歌舞伎町のように、代名詞になる夜の街というわけでもない。
目玉といえばサンシャインだが、駅から離れているし、周辺から分離したイメージだ。そこそこにぎわいのある街ではあるが、こぢんまりと繁華街が分散している。
ラブホは、新宿、渋谷についで多い街になっている。
ただし、ラブホもある程度は固まっているのだが、数プロックが点在している。
また、競争の激しい新宿と違って、設備面やサービス・料金面で、やや差があることも否めない。
そんな池袋のラブホ選びは、どのへんのラブホ通りを目指すかで違ってくる。
北口方面、芸術劇場方面、マルイシティ方面、サンシャイン通り裏方面、そのいずれかで、選択肢が限られてくる。というのも、それぞれのブロックが離れているので、ラブホ難民になると駅をはさんで歩きまわることになってしまうのだ。
そんな中でよく利用するのが『HOTEL Domani』だ。

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Section-92 『セックス教室(相談編)』

セックスを教えてください
セックスを教えてください

セックスについての、悩みや質問は多い。
無料版のメルマガ「女の気持ち・男の気持ち」※現在は休刊 では、そうした悩み相談を受けつけているが、基本的な性の知識についてや、実践的なセックスの方法についてなど、相談事は多様だ。
当方のサイトも、そうしたセックス知識を主体としているが、かなりの人が訪れて参考にしているようだ。
それらの情報で解決できれば問題はない。
だが、中にはもっと具体的に、もっと深く知りたいという場合もある。
また、知識としての情報だけではなく、実践的なアドバイスを欲している人もいる。
本誌でも、そうした情報をときおり提供しているわけだが、文字情報としての知識だけでは解決できないことがある。
それは……「経験」だ。
実際にセックスをしてみないと、言葉だけでは伝えられない、わからないこともあるものだ。
そうした深刻な悩み相談では、実技が必要な場合もある。
実際、そうした申し出があったりする。
どんなものかというと……

■セックスを教えてください

セックスに関するサイト「XY=ラヴストーリー」や、エッチな話題を中心としたメルマガ「女の気持ち・男の気持ち」と「体と心のセックス・ライフ」を作る動機となったのは、オレが好きだからだ。
好きで始めたことなので、今でも続いているわけだが、まさか趣味以上に発展するとは思っていなかった(^^)。

それ以前から、悩み相談を受けたりとか、セックスに関する知識を友人・知人に教えたり……ということはやっていた。もともと知識欲が旺盛で、教えることも好きだったからだ。
エッチ系のメルマガを出すようになって、読者から相談や質問が来るようになり、そのためのコーナーを設けることにもなった。オレの経験と知識に基づいたものだが、「ためになった」「役に立った」となかなか評判がいい。
相談してくる相手が、オレのアドバイスで解決に至れば、うれしい限りだ。

その相談にも、ときどきかなり踏みこんだ、切実な悩みもある。
それが……
「トオルさんにセックスを教えてもらいたい」
というものだ。

その最初となったのが、今にして思えば涼子なのだ。
涼子は春海の友達だったということもあるが、彼女は初体験をオレとしたいと相談してきた。
最初は驚いたが、彼女の悩みを解決するには、実際にセックスを体験させてあげるしかなかった。
その後の展開は、メルマガでもお馴染みの通りで、涼子はいまやセックスで大きな快感と悦びを得られるようになった。
そういうことは、知識だけでは得られない。実際に体験しないことには、絶対にわからないことだからだ。

友人でもあるナナさんの場合には、セックス経験はあってもオーガズムの経験がないということで、その手助けをすることになった。3Pという特別なシチュエーションではあったが、彼女はオレの指技テクニックでイクことのきっかけをつかんでくれた。
オレの経験が彼女に活かされることになったわけだ。

こうした実体験としてのセックス相談……「」というべき相談は、頻繁ではないが何度かある。
メルマガを通しての、これまでの相談者は3人。
オレが相手なので、もちろん相談者は女性だ。

そのうち1人目は、メールでの個別相談で彼女の気持ちをとことん聞いてやって、解決の方向に向かった。
2人目はヌード写真を撮って欲しいといってきた理恵ちゃん。
彼女には一度きりだが、セックス授業をしてあげた。その結果、もやもやが晴れたようで、新しい彼氏と交際を始める勇気が持てたとのことだ。

そして、3人目はこれまでで一番深刻な悩みを抱えている女性だった。
彼女の仮名を「美希」さんとしよう。

女性でセックスについての悩みを抱えている人は、けっこういるのではないだろうか?
その一因は、アダルトビデオでの女性の扱い方だ。
男性が見て刺激的になるように演出されたり、求められるような女性像を描くために、普通の男女がAVをお手本にすると、そうそう思い通りにはいかない。そもそも女性が「イク」というのは、けっこう特別なことなのだ。イケナイ女性は珍しくなく、むしろ多数派だろう。

結果、女性はセックスで快感になれないことで、
「自分はどこかおかしいのではないか?」
「不感症なのではないか?」
「どう対処していいかわからない」
といったコンプレックスを持つに至る。

また、別の一因としては、男性の一方的な欲求を満たすだけのセックスしか知らないために、女性はただ彼に挿入されるだけで気持ちよくなれなかったりする。ときには強引なセックスで、精神的に傷ついたりもする。
セックスに対して悪い先入観やトラウマを持ってしまうと、セックスは忌避すべきもので、拒むだけのものになってしまう。
こうした女性は、男運が悪かったとしかいいようがない。

美希さんもそうしたトラウマを抱えた女性だった。
彼女の場合はかなり深刻で、過去に癒しがたい心の傷を負っていた。
あまり詳しくは問いただしてはいない。それは過去の嫌な記憶を、掘り返してしまうからだ。
ただ、その記憶が障害となって、ずっとセックス体験が乏しかったという。
彼女の言葉を引用すると、

『私にとってセックスは長い年月、苦痛や憎悪や人間不信の対象でしかないもの』

ということだ。
彼女はセックスに対して興味は持っていたものの、嫌悪感が先に立って、それが快感であり悦びであることを知らなかった。

そして、彼女は勇気を振り絞って、オレにメールしてきた。
そのメールも、出すのに半年ほど悩んだそうだ。それほどに深刻に悩んでいたのだ。
たまたまオレの出すメルマガに出会い、オレのことを読んでファンになり、いつしかオレに過大なまでの信頼感を寄せてくれていたようなのだ。

メールを受け取ったオレは、いつもの悩み相談かと思った。
だが、中身を読んでみると、想像以上に深刻で切実であることを知った。

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