ペニスを愛でる

『体と心のセックス・ライフ』2004年12月分(Section-69〜72)

投稿日: カテゴリー: 体と心のセックス・ライフ, エッセイ
メルマガ登録・解除
体と心のセックス・ライフ
購読料:525/月(申込当月無料)
>> サンプルを見る
詳細ページへ
powered by まぐまぐプレミアム
LINEで送る
Pocket

Section-69 『男性の体:ペニスの愛し方は?』

ペニスを愛でる
ペニスを愛でる

女性が男性を愛する。
……というのは、彼のペニスを愛することでもある。
恋愛はセックス抜きには語れないからだ。
純愛だろうが、不倫だろうが、その点だけは変わらない。
純愛だからセックスは嫌らしいとか、フェラチオは嫌らしいなどというのは、まったくのナンセンスだ。
愛しあうとは、相手の体と心を、ともにすべて愛することだ。
心は愛しているけど、体は愛してない、あるいはその逆の状態は、不健全なのだ。
プラトニックラヴ……といった精神的な愛情を賛美することがあるが、それは双方の勝手な思いこみではないだろうか?
それを美しいと考えるのは自由だが、プラトニックラヴだった二人が、裸で対したときに、相手に幻滅しないといえるだろうか? 知ったつもりだった相手のことが、裸になってみて認識が違っていた……なんてことになりかねない。
いざセックスのときになって、相手の嗜好や態度が豹変することだってある。性的な嗜好は、普通の状態では表には出てこないのだから。
それほど、裸になってセックスすることは大切なのだ。
精神的にも肉体的にも、相手のことを好きになる。
女性は、彼の体……特にペニスを好きになることが、セックスを楽しめるかどうかのポイントになる。
そんなペニスの愛し方を紹介しよう。

■ペニスに慣れる

女性はペニスに触れる機会が少ないと思う。
結婚していて、定期的にセックスをする人でも、ペニスそのものに触れることは少ないのではないだろうか? セックスは彼におまかせ状態だと、こういうことになる。
セックスレスになる場合には、こうしたペニスへのスキンシップが欠けているのも一因だ。

ペニスに対して変な先入観があって、それを見たり触ったりすることに恥ずかしさを感じる人も少なくないようだ。
彼と手をつなぐことは平気でも、裸になってペニスは握れない……そんなことはないだろうか?
ペニスは女性を快感にしてくれるものだし、彼の大切な部分だ。
そして、女性が自分の中に受け入れるものである。
その肝心のペニスを、もっと知っておくことは不可欠なことだと思う。

ようするに「慣れ」である。
普段からペニスと戯れていれば、特別なものではなくなる。
セックスのときはもちろんのこと、一緒に風呂に入るときや、二人だけで過ごすときに、自然と触れていれば抵抗感はなくなる。

裸になっていなくても、キスはするだろうし、彼が彼女の胸に触ることは珍しくないと思う。
オレだって、春海や涼子の胸にしょっちゅう触る。
彼女がテレビを見ているとき、その後ろを通りがかれば、挨拶代わりに胸をモミモミしていくのだ。彼女たちはそれを平然と受けとめるし、当たり前のことになっている。
ときどき電車に乗っているときに、思わず春海の胸に触りたい衝動にかられるが、さすがにこれは自制する(^^)。時と場所はわきまえなくてはいけないからだ。

同様に、彼女たちがオレの股間に触っても平気だ。
頻度からすれば、オレが胸に触る回数よりも、ずっと少ない。
もっぱら、裸でいるときにしか、彼女たちはペニスには触ってこない。
乳房と違って、ペニスはいつも勃起しているわけではないし、デリケートな部分でもあるので、触るときにはそれなりの意図がある。
意図とは「食べたい」とか「セックスしたい」という意思表示なのだ。

ペニスに慣れていない女性は、まず、手で触れることから始めよう。
裸のつきあいをするようになれば、一緒に風呂に入ることも多くなる。
互いに体を洗いっこするのは楽しいが、そのときにペニスも丁寧に洗ってあげる。それはこれから自分の中に受け入れるものだし、フェラをするかもしれないものだから、清潔にしておくという意味もある。

男は彼女が自発的にペニスに触ってくれるのがうれしい。
オレはそうだ(^^)。
彼女の手に触られると、気持ちがいいのだ。
触られると、一気に勃起を始める。
そのまま彼女の手でしごいてもらって、射精してしまうこともある。
オナニーと違って、彼女の手で射精させてもらうのは、けっこう快感なのだ。

●この続きは購読してね!

AD

Section-70 『女性の体:膣の内部ってどんな?』

膣は「月」の「室」と書く。
月は月経を意味しているのだろうが、「MOON」あるいは月の女神である「ディアナ」の部屋……とイメージすると、なんともロマンティックに思える。
ヴァギナを見るとき、外観だけからそれが「猥褻」とか「陰部」としてイメージされる。
一昔前は、ヌード写真で股間のヘアーが出ているかどうかで問題になったものだが、現在ではヌードといえばヘアーが当たり前になった。
しかし、陰毛は頭の髪の毛と大差ないのだし、ヘアーそのものに欲情するのもおかしな話である。
さすがに陰毛に隠された陰唇を露出することは、まだ解禁にはなっていない。だからこそ、アダルトもので陰唇を露わにしたものに商品価値があったりする。それらの写真やビデオは、はっきりいってそんなに欲情するものではない。なぜなら、まるで医学書の人体図解を見ているようなものだからだ。それは女性の誰もが持っている一つの器官であって、セクシーかどうかとはあまり関係がないのだ。
ヴァギナの外側はいろいろと注目されるが、その内側……膣の内部については、あまり知りようがない。
直接見るわけにもいかず、見ようと思ったら内視鏡でも使わないといけない。
知る方法としては、触診……手で触れるしかない。
膣の内部は、女性が女性たる場所だ。
そこに男はペニスを挿入するのであり、男が求めてやまない快感を得るところだ。
女性もまた、より大きなオーガズムを、膣の内部の快感ポイントを開拓することで得られるようになる。
そんな秘められた女性の内側を探ってみよう。

■膣の中を触診で探る

膣の中に指を入れる。
たいていの男性は、まずすることだと思う。
彼女の穴がどうなっているかという好奇心と、指を入れるという触感がたまらないのだ。
逆に女性の方は、初めてのときは恥ずかしさや嫌らしさを感じるかもしれない。オナニーしていない女性であれば、自分の指すら入れたことがないだろうからだ。

ヴァギナの外側がちょっと乾いていても、膣の中はいつも濡れている。
乾燥しないように保たれているのだ。
これが性的に興奮したりウェットな時期だと、滴るほど愛液を分泌して、ヌルヌルになる。
このヌルヌルの感触は、心地よい高揚感をもたらす。
彼女の中に触れているという実感がわくからだ。

指を入れると、最初に感じるのは、膣口の感触だ。
狭い入口になっているが、指でなぞってみると、やや硬めの筋肉になっている。膣口は女性がある程度動かせる部分で、締めつけることが可能だ。締めつけ感のあるヴァギナ……というのは、膣口での締めつけ感である。

膣口のすぐ内側は、もう彼女の中だ。
外側とは様子が変わって、柔らかくちょっと襞(ひだ)のある感触になる。
膣壁は個人差があり、一般的には襞があるが、中にはツルツルで襞のない人もいる。また、襞の彫りが深い場合を「カズノコ天井」とか「ミミズ千匹」といって、男には快感度の高い膣だとされている。

いずれにしても、膣はペニスが入ったときに包みこんで、圧迫感と摩擦で快感になるようにできている。

膣の奥、突き当たりが「子宮口」である。
子宮口は小指の先ほどの突起になっていて、触診すればそれだとわかる。
ただ、指の挿入に慣れていない女性の場合には、一番深いところまで指を入れるのが難しい場合もある。
膣の平均的な深さは10センチ前後である。
対して指の長さは、オレの場合で8センチ。
つまり2センチ足りない。この足りない分を深く入れるには、かなり強く指を挿入して、彼女の股間を押しつけないといけない。それが痛いという女性もいる。

女性が十分に性的興奮状態になれば、子宮口が下がってくるので、指も届きやすくなる。裏を返せば、指を挿入して子宮口まで届けば、そのときの彼女は十分に興奮しているということになる。

子宮口を指でつついたり、こねくり回しても、女性はほとんどなにも感じない。鈍感な部分なのだ。
子宮口はPスポットのポイントでもあるが、そこが快感になるほど感じるようになるには、経験と開拓が必要である。子宮口=Pスポットが感じるためには、かなり強い刺激がないとだめなのだ。

さて、膣の中で指を動かして、内部をよく探ってみる。
全体に柔らかいひだひだになっているが、膣壁のお腹側と背中側ではちょっと感触が違う。
その差がわかるようになると、Gスポットも見つかる。
しかし、Gスポットは明確にわかる人とそうでない人がいて、これもセックス経験の差にあると思われる。

Gスポットは膣壁のお腹側にある。
指で膣壁を押してみて、ちょっと硬めの感触のあるところがGスポットだ。
範囲としては10円玉くらいだろうか。
微妙な差なので、慣れないとわかりにくい。
複数の女性の感触を知っていると、比較できるので探りやすくなる。

だが、Gスポットの快感に目覚めていないと、その部分も未発達なので探ってみても差がはっきりしない。
指をすっぽり挿入して、お腹側に曲げ、当たったところがだいたいGスポットだ。そこを押したりこすったりしてみて、彼女が気持ちいいというようであれば、Gスポットに当たっている。
どのへんがもっとも感じるのかを、回数を重ねて確認していくことで、Gスポットの位置もわかってくるし、彼女もGスポット快感に目覚めることになる。

指技のポイントは、いかにGスポットを刺激できるかにかかっている。
一度このGスポット快感を得られたら、女性はセックスの快感が倍増することだろう。クリトリス刺激とは違った快感だからだ。

●この続きは購読してね!


Section-71 『彼女の感じやすいとき』

今日の彼女はいつもより感じている。
そんなときがある。
男でも、いつもより燃えるときがあるように、女性にだってその日の気分や生理的な状況で、感じやすいときとそうでないときがある。
健康で性機能に問題のない男の場合には、たいていはいつでも勃起できるし、裸の女性を前にすれば、なにはともあれセックスできる。
だが、女性はそのときどきの状態で、必ずしもセックスしたい気分や体調でないときがある。
その違いは、男よりもはっきりしていることが多い。
彼女に迫ってみたものの、拒絶されたという経験は、男性なら誰しもあると思う。
逆に、ちょっと誘っただけなのに、彼女の方がおおいに乗り気になったということも。
男は、そんな彼女の対応の違いに戸惑うこともある。
どうせなら、彼女が燃えてくれた方が、男だってうれしい。
味気ないセックスよりも、楽しいセックスの方がいいに決まっている。
彼女はどんなときに「感じやすく」なるのか?
どうしたら「感じてくれる」のか?
そのとき、彼女の体ではなにが起こっているのか?
そのへんを探ってみる。

■彼女の気分は生理的な変化から発する

女性には生理()がある。
生理そのものは、妊娠のために体が準備していた子宮内膜が子宮壁から不要となって剥がれ、出血と共に排出されること。
これがほぼ毎月サイクルとして繰りかえされ、閉経するまで続く。
月経のサイクルは、理想的には28日とされているが、健康状態やその人によって多少ずれることもある。

女性は初潮が始まってから、ずっとこの生理につきあっているわけで、その悩みや心身が受けるストレスは、男には計り知れない。
だが、この生理周期が、女性の性欲や「感じやすい時期」と密接な関係にあることを、男性は知っておくべきだろう。
男性は彼女の生理がいつか、知っているだろうか?
生活を共にしていれば、当然知っているだろうとは思うが、女性が生理であることを隠す場合もあるので、知らないという男性もいることだろう。

オレはカレンダーに彼女たちの生理日を記録しているので、前がいつで、次がいつかはわかるようになっている。それは恥ずかしいことではなくて、セックスをする相手なのだから、当然知っておくべきことなのだ。

女性はセックスに対して、けっこう気分屋だと思う。
強く求めるときと、どうでもいいという両極端なことも珍しくない。
男の場合は、いつでもチャンスさえあれば……と下心を持っているものだ。
それは男女の生理的な違いからきている。

男は、いつセックスできるかわからないので、常に準備しているというか、すぐに対応できるような態勢だ。その相手は、特定の相手だけとは限らず、複数の女性が対象だ。一度も不倫をしたことがない男性でも、美人が目の前に現れれば、セックスのことを考えるのが普通なのだ。

一方、女性は男性ほど性欲は強くない場合が多く、もっぱら生理的な欲求によって……つまり、妊娠が可能な状態になると、性欲が顕著になる。体の準備が整っていないときは、性欲も薄れてしまう。

それが女性の「感じやすいときと、そうでないとき」ということになる。

その気分を左右するのが、体内で分泌されるホルモンだ。
気分を意識する脳は、ホルモンによって支配されている。
このホルモンバランスによって、女性の気分はガラリと変わる。

月経異常になって、定期的なはずの生理のリズムが狂うと、ホルモンバランスも狂ってしまうため、女性は精神的に不安定になり、気分もコロコロと変化する。
だが、生理不順だった女性が、男性と一緒に生活をするようになると、生理周期が安定する。つまり、女性にとって、セックスの相手がいるということが、精神的にも肉体的にも、安定をもたらすのだ。
特定の相手と習慣的にセックスをするというのは、女性の健康のためにもいいともいえる。

●この続きは購読してね!


Section-72 『オーガズム再び(1)』

「もっと、くつろいでしたいな」
奈緒子はいった。
「ラブホだと、時間制限があって、なんか慌ただしいのよね。かといって、泊まるわけにもいかないから」
「そりゃまぁ、しょうがないだろ。君の事情を考えれば」
オレと奈緒子は、服を着ながら話していた。
彼女とラブホで会うのは、再初体験から3度目だった。
今晩も彼女のために、時間を作っていた。
時刻は11時を回っていた。
そろそろ帰らなくてはいけない。
オレは遅くてもいいが、彼女には娘がいるのだ。
彼女は遅くなると連絡していたが、あまり遅くなるわけにもいかなかった。
「うしろ、留めてくれる?」
彼女はブラをつけようとしていた。
「いいよ」
オレは彼女のブラのホックを留めてあげる。
手がブラに包まれた乳房に伸びる。
「今度はいつ頃がいい?」
「私は毎日でもいいけど、あなたしだい」
「じゃ、土曜日だな。それまではちょっと忙しい」
「土曜日か……。4日もお預けか。はぁ……」
彼女はため息をついた。
身支度を整えて、ラブホから出ようとしたとき、
「ねぇ、今度の土曜日は、うちに来てよ。その方がリラックスできると思う」
「君のうちに? 由貴ちゃんがいるんじゃないのか?」
「あの娘、今度の土曜日は友だちと出かける予定なのよ」
「オレはいいけどさ。いちおう休みだから。何時頃?」
「早い時間がいいかな。お昼ごろとか」
「わかった。なんとか都合つけてみるよ」
「悪いわね。わがままいって」
「いいって。君のためなら」
オレたちはラブホを出た。
薄暗いラブホの通りから、夜の灯りがにぎやかな表通りへと向かう。
この時間でも多くの人が通りをうろついていて、オレたちはその一部に溶けこんでいた。
同じ電車に乗り、オレが先に下車するとき、
「次の土曜日が楽しみ」と奈緒子はいった。
その表情は、一児の母のものではなく、ひとりの女の顔だった。
オレはそんな彼女をほほえましく思っていた。

●この続きは購読してね!