アナルセックスは……

『体と心のセックス・ライフ』2004年2月分(Section-29〜32)

投稿日: カテゴリー: 体と心のセックス・ライフ, エッセイ
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Section-29 『アナルに愛して』

アナルセックスは……
アナルセックスは……

アナルセックスの経験者は少ない。
『XY=ラヴストーリー』のアンケート調査では、
経験のない男性……78.3%
経験のない女性……72.6%
となっている。(2004年2月5日現在)
つまり、一度でもアナルセックスの経験がある人は、男女とも約2〜3割ということだ。
アナルセックスはアブノーマルなセックスというイメージが強く、また汚いとか痛いというイメージもあるため、なかなかそこまで踏みこむ人は少ないということだろう。
だが、アナルセックス経験者が、「アナルは最高」ということも珍しくなく、一度はまってしまうと普通のセックスよりも快感度が高いことも事実である。
さらに、アナルは女性が受けの場合だけではなく、男性が受けになることも可能である。男性同士の同性愛ではセックスはアナルになる。男女でアナルをする場合、男性が受けになるにはアナルバイブなどの小道具を使う。
そして、男女ではアナルの感じ方が違っている。
アナルを愛するとは、どんな感じなのか……。
その一例を綴る。

オレ自身も、つい最近まではアナル未経験だった。
春海がアナルに対して不快感を持っていたからだが、涼子は逆にアナルに興味を持っていた。涼子の好奇心に触発される形で、オレもアナルをやってみようという気になった。
いちおう知識としては、アナルセックスの仕方は知っていた。だが、知ってるいるのと実際にするのとは、まったく勝手が違う。初体験では手探り状態だった。涼子もその点は同じだったが、互いに初体験だったにもかかわらず、涼子の献身的な姿勢でアナルを経験できることとなった。

■アナルを始める前に

男の側からすれば、ペニスを挿入する穴が、ヴァギナからアナルになるだけなので、基本的なことはあまり大差がない。負担が大きいのは女性の方だ。
アナルは本来、排便のための器官だ。そのため、アナルセックスをするには、注意すべき点がある。
(1)便秘していないか?
(2)下痢をしていないか?
(3)痔などの症状はないか?
(4)清潔にしているか?
といったことが、大きな注意点だ。
便秘をしていると直腸が便で詰まっているため、挿入することができない。逆に下痢をしていると、便がゆるんでいるので挿入で広げられてしまうと便が出てしまう。
痔になっていると痛みになるし、悪化させてしまう。
清潔にするというのは、行為の前と後でアナルを清潔にしておかないと、傷ついたときに炎症を起こしたりする。それと“臭い”を抑えるためにも、清潔にしたい。
アナルをするときには、こうしたことに注意しておいた方がよい。

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Section-30 『クンニの味わい方』

クンニと略されることが多いが、正しくはクンニリングスという。
(フェラチオ)の逆が、クンニである。
オーラルセックスの基本ともいえる、男性が女性に対して行うものだ。
女性器()を唇や舌で愛撫をするのだが、結合するセックスの前戯や後戯として行うことが多い。また、クンニをすることでヴァギナを潤った状態にしたり、興奮度を高めることで女性がセックスの快感を得やすくなる。
フェラの場合には、外部に突きだした男性器を愛撫するので、比較的容易だが、女性器は股間に隠されているため、クンニをするには体位や方法で工夫が必要だ。
クンニでは女性が股を大きく開いて、男性の頭をはさむような格好になる。
女性には少々恥ずかしい格好かもしれない。
しかし、そうして男性を受けいれることは、心身ともに愛しあうことの、第一歩といえるだろう。
そして、男性は彼女のヴァギナに口を接して、“味わう”ことになるのだ。
その味わい方を紹介していく。

■陰毛について

男性のペニスが千差万別であるように、女性のヴァギナも個性がある。
個人的には、5人の女性と経験がある。
もっと経験豊富な人もいるだろうが、オレは出会い系とかナンパをしたわけではなく、好意を持った女性との経験なので、そういう意味では少なくない経験だと思う。
顔は人それぞれで違うが、ヴァギナはもっと違う。
第一に違うのは、陰毛だろう。
濃い人、薄い人、まったくない人。陰毛の毛質が硬い人、柔らかい人。
見た目もさることながら、感触も様々だ。
クンニはヴァギナに口をつけることから、陰毛の薄い人の方がやりやすい。濃い人だと、掻き分けてヴァギナに接するのが難しかったり、陰毛の抜け毛が口に入ったりする。
ちなみに、成人しても陰毛のまったくない女性もいて、「」または「無陰毛症」という。パイパンは剃っているわけではなくて、陰毛が無毛症の人のこと。統計によると、女性の9.7%に陰毛がまったくなく、57.3%が極めて少ないという結果が出ている。
このことを悩んでいる女性もいるようなのだが、男性にしてみれば少女のようで初々しく、好む人もいる。ちなみに、オレは薄い方が好きだ(^^)。クンニがしやすいからね。
余談だが、パイパンが嫌だという女性には、後頭部の毛を移植する「毛嚢移植術」というのがある。

下着のTバックやビキニの水着を着るために、陰毛の処理をしている女性もいるだろう。股のYゾーンに、陰毛がはみ出していると見た目が良くないためだ。
しかし、日本人女性は陰毛処理をしない人が多いようで、水着を着たときに陰毛がはみ出していてあわてることもあるという。女性で頭髪は気にする人が多いものの、陰毛については手つかずなのは、国民性なのかもしれない。アメリカでは若い頃から陰毛の処理を身につけるそうである。
春海と涼子も、陰毛にはまったく手つかずだった。最近では手入れをするようになったが、クンニをする前には、綺麗にしておいた方が、男性側としてはありがたい。
これも余談だが、陰毛のむだ毛処理には、カミソリで剃るよりも、除毛クリームを使った方がよい。簡単なのとカミソリで失敗しないためだ。

陰毛はヴァギナの保護……クッションと保湿のためにある。
そして、男性が見た場合に、性的な魅力ともなる。
陰毛が濃ければいいとか、薄いと魅力がないということではなく、陰毛が秘所であることを暗示するのだ。ヘアーヌード写真が話題になるのは、そこに隠されたヴァギナを誇示するからである。
陰毛が無造作に生えっぱなし……というのが悪いわけではないが、綺麗に手入れされていると、女性がセックスに対して気を遣っていると思えるものだ。そんなこと考えことがなかったという女性は、これからは気を遣うといいだろう。

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男女が裸になり、愛しあう関係に発展したとき、陰毛は嫌でも見せることになる。セックスでヴァギナは女性のもう一つの顔にもなるので、普段は見えることも見せることもない陰毛だが、手入れはしておきたい。

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Section-31 『Gスポットを攻める』

女性の性感帯のひとつとして、『Gスポット』がある。
名前だけは聞いたことはあっても、それがどこなのか知らない人も少なくない。また、知識として知っていても、Gスポットで快感を得たことがない女性もいる。相手の男性がGスポットについてなにも知識を持っていなければ、Gスポットに目覚めることもないだろう。
『Gスポット』は、その発見者の名前から命名されたものだ。
ドイツの産婦人科医エルンスト・グレーフェンベルグ(Ernst Grafenberg)博士によって1950年に発見された。その博士の名前の頭文字を取って、Gスポットと名づけられた。発見したといっても、もともと経験則から感じる部位としてあったものに、科学的な根拠を見つけたというのが正しい解釈だろう。
近年になるまで、セックスに関することは学術的に研究するのがタブーとされた領域だった。バイアグラの開発に至った、ペニスの勃起メカニズムについても、当初は冷ややかな扱いをされていたのだ。
しかし、セックスに関する研究や医薬品が、大きな市場を生み出すことから、タブーが解禁され、多くの研究者や会社がセックスを向上させる研究に取り組んでいる。
日常のセックスにおいても、女性と男性のセックスのメカニズムを知ることは、より充実したセックスライフを営むのに重要なことである。
パートナーの女性をオーガズムに導きたいと思ったら、闇雲にセックスしていても目的は達成できない。
まずは、女性の性感帯を知ることが大事なのだ。

■Gスポットのポイントを探る

Gスポットは膣の内部にある。
したがって、場所を探るには指を挿入する。
しかし、性的に興奮していない状態では、膣内部の膣壁を探っても、区別がつきにくい。どこがGスポットなのかは、女性が性的に興奮している必要がある。

膣の深さは人によって差があるので、Gスポットの深さも膣口から2〜5センチくらいと差がある。
差はあるものの、指の届く範囲ではある。
膣に指を挿入して、一番奥の突き当たりまで指を入れてみれば、どのあたりかの見当はつく。だいたい膣の深さの3分の1〜半分くらいのところだ。
女性が仰向けに寝ている場合、膣口から指(人差し指)を根元まで差し入れて、指を鉤状(Jの字のように)に曲げるとGスポットのある部位に届く。膣壁のお腹側、そこは恥骨の裏側であり、膀胱に隣接する部分である。
指で膣壁のひだを触感していれば、ひだのしわしわ感とはちょっと違う、コリコリしたちょっと硬めの感触がする。そこがGスポットである。
大きさとしては、硬貨くらいの面積だ。
しかし、セックス体験が未熟な人や、Gスポットに目覚めていない場合には、顕著な感触がなく、わかりにくいようだ。

Gスポットが未発達の人は、仰向けに寝ていると、重力でお腹の内臓が下がってくるので、膣が圧迫されGスポットを判別しにくくなる。
わかりやすくするためには、座った姿勢……洋式便座に座って、指を入れるとGスポットを探りやすい。あるいは立ったままの姿勢で、指を挿入してもよい。

春海の場合はGスポットを刺激すると、顕著に膨らむのでとてもわかりやすい。涼子の場合、最初の頃は未発達でGスポットの手ごたえがなかったものの、現在では顕著に膨らむようになった。
オナニーをする女性であれば、自分でGスポットを発達させることができると思うが、そうではない場合には、男性が女性のGスポットを刺激することで発達させることが必要だ。

だが、すべての女性がGスポットを発達できるわけでもないようで、女性の40%ぐらいは自分のGスポットが見つからないという。そのことが、セックスでオーガズムを感じられない一因ともなっている。
性感帯に限ったことではないが、使われない感覚というのは鈍くなって衰えてしまうものだ。もともと機能として備わっているものなので、若いうちから鍛えておくというのは必要だろう。
ペニスでのサイズの大小というのも、成長期の栄養の摂り方とか、ホルモンの分泌量、そしてペニスをどれだけ使ったか(鍛えたか)というので差が出てくる。オナニーやセックスの頻度が多い男性が、ペニスも大きいというのは、必要とされて使われるために発達しているのだ。

エルンスト・グレーフェンベルグ博士は、「膣口から4〜5センチ入った膣前壁に、刺激を与えるとふくらむ部分がある。さらにその部分を刺激することによって、女性の性欲と性感を異常なほど高める」と主張した。
指でヴァギナを刺激することを「チチラチオ」と呼ぶと前号で書いた。つまり、指技をうまく使える男性は、Gスポットと命名される以前から、女性の性感帯として知っていたことなのだ。

1970年に、ヴァージニア・E・ジョンソン(米)とウィリアム・H・マスターズ(米)の両氏が、快楽ゾーンの存在を触診により研究し、性感ゾーンを確認した。彼らは「膣前壁にはGスポットらしきエリアがあって、そのエリアを刺激することによって大量の液体を噴出する」と裏づける発表をした。しかし、当時は認められる研究ではなかった。
触診による研究ということは、彼らはチチラチオで女性を研究していたわけで、なんとも刺激的な研究ではないか(^^)。

1980年には、ジョン・ペリー(米)とビバリー・ウィップル(米)の
両氏が、性科学研究学会の全米会議にて、女性のヴァギナからミルク状の流動物が20cm以上射出する(いわゆる潮吹き)映像を公開した。これによって、性感ゾーンの存在が認知され、このゾーンを最初の発見者のグレーフェンベルグに因みグレーフェンベルグ・スポット……Gスポットと呼ぶことになった。

1983年、マイケル・E・ペリー(米)氏が、ファイバー・スコープでGスポットが膨らむ過程を撮影した。
「Gスポットを刺激することで分泌される乳白色の液体は、男性の精液と同じ成分である。前立腺を刺激すれば、男性は自分の意志とは無関係に勃起し射精する。女性には前立腺がないので、Gスポットは女性の前立腺に相当するのではないか?」というのが博士の報告である。

日本でもGスポットが注目されるようになったのは、1983年以降だという。1990年には、日本で潮吹きブームになった。……といっても、裏のブームではあるが。

Gスポットの正体が、膣前壁にあるスキーン腺だとする学者もいるのだが、まだ解明されていないというのが実情である。

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Section-32 『Pスポットの開拓 Part-1』

女性がもっとも大きな(強い)性感を得られるのが「Pスポット」
しかし、そのことを知る女性は少ない。
PスポットのPは、Portio vaginalisのPである。
Portio vaginalisは「子宮膣部」のことで、子宮口を含む膣に接する子宮の下部を指す。ごく一般的な辞書には出てこない単語で、医学用語として使われる。
Pスポットで得られる快感を「ポルチオ性感」というが、別名「腹膜性感」ともいい、生活心理学会理事長・斉藤信彦医師(産婦人科)が命名したものだ。Gスポットは外国由来だが、「ポルチオ性感」は日本発である。このことはあまり知られていない。
ちなみに、Portioというのを「腹膜のこと」と紹介しているものがあるが、これは間違い。Portioは「部分、部位」という意味で、他の人体部位でも使用される言葉。vaginalisは「鞘状」という形状を意味している。
「Pスポット」は「Gスポット」以上に知られていない。
「XY=ラヴストーリー」のアンケートでも、
Gスポットを知らない・感じたことがない……36.9%
Pスポットを知らない・感じたことがない……63.4%
(2004年2月27日現在)
となっている。
つまり、女性の約6割がPスポットを未体験なのだ。アンケートに答えてくれているのは、人並み以上にセックスに興味のある人たちなので、一般的にはもっと多くの人がPスポットを知らないと思われる。
そのことは裏を返せば、多くの人が淡泊なセックスをしていて、オーガズムを得ることなくセックスをしているということでもある。
しかし、誰でも簡単にPスポットで快感を得られるわけでもない。
Pスポットは開拓するものなのだ。
その方法とは……

■Pスポットの場所を知ること

Pスポットはどこなのか?
まず、そこから知る必要がある。
「XY=ラヴストーリー」の『女性の体について』でも、図解しているので参考にして欲しい。

↓今回記事を書くにあたって、横から見た図解を追加した。
https://www.xy-lovestory.org/image/vagina-side.gif
↓子宮各部の名称
https://www.xy-lovestory.org/image/uterus.gif
以上の図解を頭に入れておいてほしい。
名称等はこの図解を元に書いていくので、参考に。

イントロで書いたように、PスポットのPは「Portio vaginalis」のことである。「Portio vaginalis」は、「子宮膣部」あるいは「子宮頸部」のことで、膣に面した部位で子宮口が存在する部分を指している。
直接見ることはできないので、膣に指を挿入して触診する。
膣の一番奥、突き当たりまで指を入れると、小指の先ほどの突起がある。それが子宮口だ。排卵期ではない時期だと、鼻の頭くらいの硬さで、排卵期には舌の先くらいに柔らかくなっている。
性的に興奮していない状態では、指を挿入しても、かなり深く入れないと届かないと思う。女性は自分では指を挿入しにくく、届かないかもしれない。
子宮口を触診で確認したら、そこがPスポットになるのだと思って欲しい。

女性は男性に子宮口を触ってもらっても、なにも感じないか、ちょっと押されている程度にしか感じないはずである。
それもそのはずで、子宮口は感覚としては鈍感なのだ。
産婦人科の治療ではペンチのようなもので「子宮膣部」をつまむそうで、ほとんど痛みを感じないのだという。

鈍感な「子宮膣部」が、なぜ大きな快感をもたらすのかは、これから解説していく。

まずは、触診で子宮口を探り、感触や大きさ、刺激したときの彼女の様子を観察する。できれば彼女にどんな感じなのかを聞くといいだろう。
そして図解と合わせて、「子宮膣部」のイメージをしっかりとつかんでおくこと。

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