男性のオナニー

オナニーについて

投稿日: カテゴリー: オナニー, コラム
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●オナニーの語源

オナニーはドイツ語で[Onanie]、英語ではマスターベーション[Masturbation]である。
日本語では「自慰」というが……
(1)自ら慰めて安心すること。
(2)自分の性器を自分で刺激して性欲を満たすこと。手淫。自涜(じとく)。マスターベーション。オナニー。
……(デジタル大辞泉より)
ときに、自慰行為に対して罪悪感を感じたり、恥ずかしいこととコンプレックスを抱いたりする。
しかし、それは根本的に間違いである。オナニーは、思春期以降の健康で普通に性欲のある男女にとって、ごくごく自然なことなのだ。

オナニーの語源は、旧約聖書「創世記」の中の人物オナンの名から来ている。その一節は以下のようになっている。

 

■創世記38章1〜10節
そのころのことであった。ユダは兄弟たちから離れて下って行き、その名をヒラというアドラム人の近くで天幕を張った。
そこでユダは、あるカナン人で、その名をシュアという人の娘を見そめ、彼女をめとって彼女のところにはいった。
彼女はみごもり、男の子を産んだ。彼はその子をエルと名づけた。
彼女はまたみごもって、男の子を産み、その子をオナンと名づけた。
彼女はさらにまた男の子を産み、その子をシェラと名づけた。
彼女がシェラを産んだとき、彼はケジブにいた。
ユダは、その長子エルにタマルという妻を迎えた。
しかしユダの長子エルは主を怒らせていたので、主は彼を殺した。
それでユダはオナンに言った。「あなたは兄嫁のところにはいり、義弟としての務めを果たしなさい。そしてあなたの兄のために子孫を起こすようにしなさい。」
しかしオナンは、その生まれる子が自分のものとならないのを知っていたので、兄に子孫を与えないために、兄嫁のところにはいると、(精液を)地に流していた。
彼のしたことは主を怒らせたので、主は彼をも殺した。

この部分で、オナンが行った行為は、厳密には自慰(手淫)をしたのではなく、「膣外射精」をした。
神の怒りを買ったのは、命じられたことをしなかったことと、子孫を残すための精子を無駄にしたことだとされている。聖書にはこれに限らず、セックスに関わる記述がけっこうあり、当時の性意識を反映していると同時に、セックスが大きな関心事であったことがうかがえる。

そして時代を経るとともに、自慰行為をオナニーというようになったようだ。たしかに精子を無駄にはしているが、自慰をしなくても夢精や遺精で、たまっている精液を排出するようになっている。

ちなみに、射精には以下の4種類がある。

(1)遺精(いせい)……性行為を伴わず、不随意におこる射精の総称。性的な刺激を与えなくても射精することがある。おもに昼間遺精を指し、夜間遺精は夢精という。
(2)夢精(むせい)……寝ている間に射精する。多くの場合、夢の中で性的な刺激が誘発される。
(3)手淫(しゅいん)/マスターベーション……自分の意志で手などを使い、ペニスを刺激して一人で射精する。
(4)性交(……女性との性行為で射精する。(同性愛の場合には、相手は男性)
いずれにしても、男性は定期的に射精する必要があるということだ。

オナニーをするのは、彼女・彼氏がいないからだ……というのは間違いで、結婚していてもオナニーはする。
セックスは相手がいないとできないものだが、オナニーは独りでもできるからであり、性的な欲求がセックス相手といつも同調しているとは限らないからだ。

また、オナニーをするときには、頭の中で仮想の相手やセックスシーンを想像しているものだ。オナニーはイメージセックスでもある。イメージすることは、脳を活性化するし、実際のセックスに対するイメージトレーニングにもなる。
性欲は自然なことであるし、性欲は適度に発散すべきものである。その方法としてオナニーは最適なのだ。


男性のオナニー

男性のオナニー
▲男性のオナニー

男性の場合、ほとんどの人がオナニー経験者であろう。
あるデータによれば、98.5パーセントがオナニー経験者となっていた。自分で意図的にしないまでも、夢精というケースもあるからだ。精子は日々作られていて、たまったら排出するようになっている。本人が自覚していないだけで、経験がないと思っている男性でも、射精はしているように思う。

男性は女性の裸を見るだけで勃起できるし、想像するだけでもオナニーができる。また、ペニスの成長のためにもオナニーは有効ともされていて、オナニー経験の有無や頻度が多いほど、ペニスが発達するとされている。オナニーは女性とセックスするための準備でもあり、適度なオナニーをしてペニスを鍛えておくことは必要だろう。
しかし、男性には包茎というやっかいな問題がある。日本人男性の6〜7割は包茎であるとされ、包茎はオナニーの仕方にも影響する。

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包茎にもいくつか段階別に種類がある。
(1)仮性包茎……手で包皮を反転させると自然に亀頭部が露出できる状態。
(2) ……包皮の口が狭くて亀頭を露出できない状態。
(3)カントン(嵌頓)……真性包茎の人よりは包皮口が開いているので、多少は亀頭を見ることができる。包皮口の径が亀頭部分よりも狭いため、無理に広げようとすると痛みを感じる。また、何かの拍子に皮がひるがえって亀頭が飛び出してしまうことがある。そして冠状溝(カリ首)あたりで引っ掛かった包皮が元に戻らず、輪ゴムできつく巻いたように陰茎の首を締め付けてしまうことがある。手術の必要がある包茎である。
(4)埋没ペニス(重傷の包茎)……埋没ペニスや埋没陰茎に正式な定義はないそうだが、一般的には腹壁の皮膚からペニスの先端までの距離がわずかなペニスを指す(小さく矮小に見えるもの)。ただし、実際の海綿体は普通と変わらない。
上記に4つの種類を挙げたが、一般的には「仮性包茎」「真性包茎」の2種類とされ、(3)(4)は真性包茎の程度の重いものである。

●包茎について、さらに詳しいことはコチラへ。

包茎の男性は自覚していると思うが、皮を剥いたときに亀頭が過敏で痛みを感じることと思う。本来、性感帯として亀頭はもっとも感じる部分なのだが、過敏であるために痛みが優位になってしまう。そのためオナニーでも亀頭ではなく、陰茎を刺激することに重点がいってしまう。あるいは、皮の上から亀頭を刺激するかだろう。

この状態でオナニーをいくらしても、亀頭を刺激に対して慣らすことはできないため、いつまでたっても亀頭刺激に対して痛みを覚えることになってしまう。できることなら包皮を露出させてオナニーをして、亀頭の過敏さを軽減させることで、早漏につながらないようにした方がいいだろう。

また、オナニーの仕方でペニスを大きくできるともいわれているので、小さいと悩んでいる人はその手のマニュアルを参考にするのも方法である(^^)。


女性のオナニー

女性のオナニー
▲女性のオナニー

女性の場合には、オナニーの意味合いが男性とは少々違ってくる。男性のように射精という生理的必然性が乏しいからだ。そのことを反映して、女性のオナニー経験者は、男性に比べて少ない。

調べてみると、オナニー経験のある女性が11%というものもあれば、74%という数字まで、けっこう調査方法で違っているようだ。前者は大学生を対象としたものであり、後者は10代〜50代までを対象としていた。
いくつかのデータを参照して、女性のオナニー経験者は7割程度というのが妥当なようである。

頻度に関しては、週に1回(31%)というのがもっとも多く、次いで1ヶ月以上間隔が開く(25%)、月に1回(20%)、週に2〜3回(14%)、週に4〜5回(6%)、ほぼ毎日(4%)となっている。ただし、これも調査対象によってデータは微妙に異なる。

男性の場合には毎日というのが多いが、女性は頻度が少ない。これには女性の生理サイクルが関係しているようだ。
女性が性欲を強く感じる時期というのが、生理の前後だという調査があり、このサイクルがオナニーの頻度にも関係している。女性のオナニーは、純粋に性的快感を求めて行われるのだから、体の要求に従うのは道理かもしれない。

男性のオナニーがペニスそのものを手で刺激するのに対して、女性の場合にはヴァギナそのものを手で刺激することだけがオナニーではない。
乳房も女性の性感帯であることから、乳房をもんだり乳首を刺激したりでも女性は性的快感を感じる。あるいは、股間に枕を挟んで締めつけることで感じる女性もいる。

そしてヴァギナに直接触れるオナニーでは、クリトリスを指で刺激するのが一番多いようだ。膣の中に指を入れてGスポットを……というのは、意外と少ない。さらには、ローターやバイブといった小道具を使う人も少ない。もっぱら指でオナニーしている人が多いようだ。バイブは女性が使うというよりは、男性が女性を喜ばせるために使いたい小道具だと思う(^^)。

女性のオナニーは、男性のそれと同じように、セックス本番での予行演習のようなものだ。
オーガズムを女性が感じるかどうかは、オナニーを経験していている方が、セックスでもオーガズムに達しやすいという。女性のオーガズムは男性にとってもセックスの快感となるので、オーガズムを感じたことがない女性は、オナニー経験を積んで、自分の性感帯を発達させるといいと思う。