3人で……

『体と心のセックス・ライフ』2004年1月分(Section-25〜28)

3人で……
3人で……

Section-25 『ラブホテル Part-1』

誰が命名したのか“ラブホテル”というのは、怪しくも甘美な響きがある。
ホテルは昔からあったが、セックス目的でホテルに“休憩”するという発想は、愛の形やセックスのスタイルを大きく変えた。
そもそもラブホテルが一般的になったのは、1970年代だという。
当初は、“プロ”の女性を相手にして、その場所としてホテルが使われていた。やがて、1980年代になって、“普通”の女性をともなってホテルに行くようになり、ラブホテルの原型ができた。
世代によって、ラブホテルに対するイメージが違う原因は、このへんにある。
ケバケバしいイメージだったラブホテルも、普通の男女が利用するようになって、利用しやすいファッショナブルなものに変化した。
料金的にリーズナブルで、それでいて豪華なホテル並の部屋となっているラブホテルも少なくない。
多くの人が、日常的なセックスは自宅でしていると思う。
しかし、たまには雰囲気を変えて、ラブホテルで過ごすのも、セックスライフを充実させる、ひとつの方法なのである。

ラブホテルは「ラブホテル」と看板を掲げているものは少なくなった。
ただの「ホテル」あるいは「ブティックホテル」などとなっていても、いざ、入るとなると勇気がいる。日常的にラブホテルを利用していれば、なんということはないだろうが、たまに行く者にはそれなりと覚悟と度胸が必要だ。
彼女を連れてラブホテルまで行き、入口の前で躊躇するのは格好が悪い。周囲の目が気になるのは事実だが、思いきって入っていくしかない。
12月26日。
1日遅れのクリスマスを、ラブホテルで過ごすことにした。
ラブホテルは二度目だった。
前回は春海と二人で。今回は春海と涼子の二人を連れていた。
そのラブホテルは、人通りの多い繁華街にあった。嫌でも他人の目に触れるような場所だ。正直なところ、オレはかなり意識していた。涼子はかなりドキドキしていたそうだが、オレも平静を装ってはいたが緊張していたのだ。
しかし、足を止めることなく、さっさとホテルに入った。中に入ってしまえば、他人の目は気にならない。
……と、思ったのも束の間、先客のカップルがフロントにいた。
なんとなくバツが悪い。オレたち3人と、カップルとの間に、視線が交錯した。先客の男性は、オレが二人の女性を連れていることに、一瞬、目を丸くしたようだった。
だが、お互いに関係ないと、無関心に振る舞う。
カップルがチェックインを済ませ、エレベーターに消えた。
オレはチェックインをする。部屋のキーをもらい、3人でエレベーターに乗った。
エレベーターを降りると、部屋番号を確認しつつ廊下を歩く。
そして、部屋へと入った。 続きを読む