ヴァギナの各部の名称

女性の体について

投稿日: カテゴリー: 女性の体について, コラム
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女性の体は、男性に比べていろいろと複雑である。・出産・子育てのための器官があるからだ。そして、それらの器官のいくつかはセックスでの性感帯ともなっている。

セックスをするときは、暗いベッドルームだったりして、いちいち生殖器を観察することはあまりしないだろう(^^)。アダルトビデオで性器を映すものもあるが、陰毛に隠れていたり行為の方ばかりで細部までは見られないことが多い。彼女に「じっくり見せて」ともいいにくいものだ(^^)。
結果として、どういう構造になっているのか、知らない人もいるかもしれない。そんな方たちのための、ヴァギナ解説である。

●ヴァギナの各部の名称

ヴァギナの各部の名称
▲ヴァギナの各部の名称

ヴァギナ(vagina)とは、本来「」のことであり、外部生殖器を指すのではなく、内部の膣を意味する。しかし、日本では女性性器のことを指してヴァギナと呼んでいるようだ。

右図は模式図であり、本来は陰毛に覆われているし、陰唇も閉じている。わかりやすくするために、陰唇を開いた状態での図解となっている。

多くの女性が感じやすい部分として陰核(クリトリス)がある。これは男性の亀頭に相当する部分であるが、尿道口は別にある。セックス関係のQ&Aを見ていると、クリトリスと尿道口が同じであると勘違いしている人も多い。

処女膜は膣口にある襞(ひだ)のことで、これはペニスの包皮に相当する。処女膜を破る……という言い方がされるが、けっして膣口を閉じるように膜があるわけではない。

スキーン腺やバルソリン腺は、ここから粘性分泌液を分泌して潤った状態にするものだ。女性が「濡れる」というのは、この粘性分泌液であり、膣内部からも分泌される。

しかし俗に「愛液」というのが、膣内部のどこから分泌され、どういうメカニズムになっているのかは、まだはっきりとは解明されていないという。そのことを専門に研究している学者が少ないからである。

●ヴァギナの断面図・内部構造

ヴァギナの断面図・内部構造
▲ヴァギナの断面図・内部構造

右図はヴァギナの内部の模式図である。
男性と違い、見えない部分に性感帯があるので、こうした解剖図的な図解が必要だろう。
断面はほぼ正面から見た図になっている。色は区別のための着色であって、実際の色ではない。

図では膣が広がって空洞になっているが、平常時は閉じていて空洞ではない。
子宮口は膣内に指を入れてみて、奥の突き当たりに、小指の先程度の突起があるので、触診してみればわかる。指が届く程度なので7〜10cmほどであり、深いわけではない。
また、子宮口は通常は閉じていて、開くのは妊娠が可能になる排卵期(生理後5〜7日後から数日間)の間だけである。この排卵期がヴァギナのもっとも潤う時期であり、性感も高まる。

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膣は平常時は空洞ではないが、性的に興奮すると広がる。広がっているときには、ペニスが十分に入る空間になる。

女性がオーガズムを感じるポイントとして、クリトリス、Gスポット、ボルチオ性感(ポルチオ性感→※註)の3つが挙げられる。そのポイントがどこなのかが、上図と左図でわかると思う。ちなみにGスポットは、膣内のお腹側の膣壁である。

この断面図を見れば、ヴァギナがペニスの裏返しの構造になっていることがわかる。

※註:ボルチオ性感またはポルチオ性感と、ボとポの表記の違いがあるが、綴り上では「portio vaginalis」と書き、ポルチオが正しいようだ。「portio vaginalis」は子宮膣部(しきゅうちつぶ)のことで、学術用語として使われている。なぜか、濁点のボルチオが一般的になっている。ポルチオ性感のポイントを「」と呼ぶのは、原語の綴りに基づいている。

膣・子宮の横断面図
▲膣・子宮の横断面図

平均の長さ7.5cm 平均の幅2.1cm 平均の高さ0.8cm
女性器の一番外側を包み、男性の陰嚢に相当する。脂肪組織で作られていて、女性器を保護するとともに、クッションの役割を果たしている。名器といわれる女性は、大陰唇が大きいといわれる。PLAYBOYのプレイメイトのヌードでは、ときに後からの写真なのに、股間に盛りあがった大陰唇が出ていることがある。見事である(^^)。

平均の長さ5cm  平均の幅2.1cm 平均の高さ1.5cm
クリトリスと同じように、性的刺激を受けると充血・膨張する。個人差が大きく日本人では大陰唇からはみ出している女性も少なくない。小陰唇が黒ずんでいるのは、セックス経験の有無や量には関係ない。もともと生殖器にはメラニン色素が沈着しやすいのである。

●クリトリス

平均の大きさ 5〜8mm
外性器で最も性的快感に敏感な部分であり、男性のペニスに相当する器官である。性的な刺激を受けて興奮すると充血して赤黒く膨張する。ペニス同様に海綿体でできており、過度の刺激は痛みとなるので、扱いには要注意である。