して欲しい体位は?

セックスをマンネリ化させないためには?

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して欲しい体位は?
して欲しい体位は?

女性誌または女性向けWEBサイトには、セックスに関する記事が多く見られる。
恋愛や結婚にセックスは不可欠な要素であるため、関心が高いのだろう。

それらのセックスに関する記事の特徴は、「こういうときは、こうするといい」といったHow toになっていることだ。想定されている読者は、セックス経験が乏しい、あるいはセックスの知識が乏しい女性たちということになる。

つまり、性教育が足りていないことを反映しているともいえる。

以下も、そんな記事。

嗜好を変えて…今日からできる♪ マンネリセックス脱却法【幸せ夫婦コミュニケーション術 #33】 | 大人のワタシを楽しむメディア

長い間ひとりの人間とだけセックスを続けることは、どうしても「飽き」がくることを避けられません。同じ相手に同じベッド、同じやり方が定着してしまうと、マンネリを感じてもいきなり新しいことを始めるのは億劫に感じたり、また恥ずかしいという照れが出てくることもあります。

(中略)

「女性から求める方が男性に喜ばれる」とよく言いますが、確かに妻からベッドに誘われる方が興奮する、最中もいろいろと動いてくれると嬉しいという夫は多いでしょう。ですが、あまりにも積極的に女性に迫られると、男性は嬉しい反面プレッシャーを感じます。期待を感じる分、満足させなくてはと思うのですね。

(中略)

気持ちよさを伝える言葉を恥ずかしがっていると、夫は良くないのかなと不安になります。体の反応だけでわかるはずと女性は考えがちですが、「すごくいい」など耳からの刺激も男性は欲しいと思っています。特に、「もっと」という言葉は求められている実感が湧きやすく、夫が喜ぶ言葉。さらに気持ちよくなって欲しい、という欲が起こります。

(中略)

してみたい体位は、夫におねだりするのが正解。お伺いを立てられると夫は男らしさを刺激されて嬉しくなります。夫にリードしてもらう姿勢を忘れないことで、より深い快感をふたりで得られるのですね。

この手の記事は、男性向けではあまり見られないね。
じゃ、男はセックス知識が豊富なのかというと、そういうわけでもない。女性よりも男の方がセックスへの興味は強いとはいえるが、知識と経験のレベルは女性と大差ないだろうと思われる。

実践的な性教育や実技のセックスを学ぶ場があるわけではないし、自習であったり行き当たりばったりでセックスをしている。ほとんどの人が自己流であり、いろいろと失敗しながら、あーでもないこーでもないと試行錯誤してきたと思う。それでセックス上手になるのには、多くの経験と年月が必要だ。

かくいうオレもそうだった。
20代前半の若い頃は、とりあえずセックスしたいという自己中なセックスであり、肉体的にも精神的にも余裕がなかった。
相手の女性の満足感を考え、自信と余裕を持ってセックスできるようになったのは、20代後半になってからだった。

昨今は、性に関する情報をネットから得るのが通例だろう。
ネットの情報は真偽が入り乱れ、役に立つ情報とそうでない情報との峻別が難しい。
セックス記事を書くライターの中には、あきらかに経験不足と思われる人もいて、的外れな記事を書いていたりもする。「それはちょっと違う」という記事については、オレのサイトの「TOPICS」で取り上げている。

セックスに関しては、曖昧で通俗的な根拠不明の情報が多く、体系的かつ普遍的といえるような情報が少ない。
顕著な例が、セックスの体位の名称だ。
古典的な名称や体の姿勢から呼ばれる名称など、一貫性のない名称が混在していて、ときに誤解の一因になったりもする。オレのサイトの体位図解では、それらの名称を併記しているが、一般的ではない体位については名称そのものがなかったりして、オレが独自に命名したりもしている。
体位の種類は、細かく分類すると200種を超える。オレのサイトでは、その一部を紹介しているにすぎない。

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相撲や柔道には、技の正式名があり、めったに登場しない技でもちゃんと名前があったりする。それは体系的な呼称であり、知識として共有するために必要なこととなっている。そして、○○の技をかけるには、かくかしかじかの方法で行う……という、方法論が存在する。

しかし、セックスにはそのような体系的な方法論を記した教科書が存在しない。そのため、乏しい知識で実践するしかなくなる。たとえば、「正常位」といっても、いくつかのバリエーションがあり、それぞれで方法論は異なり、手順や男の動きによって女性の感じ方も変わってくる。それについての知識をちゃんと知っている人は少ないだろう。AVをお手本にして、見よう見まねでするという方法もあるが、一般的ではないシチュエーションでのセックスだったりするので、必ずしもAVは良き手本になるわけでもない。

性教育、特に実践的なセックス教本は必要だ。
オレのサイトは、その一端を担えればと思って作っている。

女性のためのフェラ講座」は、フェラ未経験もしくは初心者のために基本のキから解説しているが、このような教本はオレが知る限り今までなかったと思う。フェラ熟練者には当たり前のことでも、初心者は何も知らない。解説するにあたって、握り方や頬張り方には呼び名が存在しなかったので、名称をつけることから始めなくてはならなかった。「あれ」とか「これ」では、なにを指すのかわからないからだ。

巷のセックス記事で、「体位はなにがいい」とか「こういう体位がおすすめ」とかいっても、その体位をするのにどういう手順で、どういう動きをすればいいのか、女性はどのようにすればいいのか……などを解説することは希だ。セックス未経験もしくは初心者には、その基本からしてわからなかったりする。

当サイトの今後の予定としては、ある体位についての手順や動きなどについて、細かく解説するページを作りたいと思っている。いつになるかは未定だが、そのうちに……。

さて、冒頭の記事についての、細かいツッコミを(^_^)

まず、この記事で想定されている夫は、・テクニックがそこそこあることが前提になっていると感じた。それで、夫にまかせる……みたいな書き方だからだ。

してみたい体位は、夫におねだりするのが正解」というのは、夫がどんな体位でもできることが前提だよね。体位によっては難しいものもあり、女性が望む体位ではできないこともある。オレのサイトの体位図解を見て、「腰付吊り上げ位をしてみたいの」といわれて、「よし、まかせろ」といえる男は少ないと思う。まぁ、これは極端な例だが。

ポピュラーな体位のひとつである「肘膝付位(アニマル・ポジション)」は、簡単なようでじつはちょっと難しい体位だったりもする。というのも、女性のヴァギナが前付きでお尻の膨らみが大きいと、お尻側からの距離が遠くなり、ペニスサイズが短いと届かないことがあるのだ。こうなると物理的にバック挿入ができない。

これについては、オレも経験がある。
セックス教室の千夏は、かなり前付きのヴァギナだったのだが、オレの17.5㎝のペニスでも、ギリギリ挿入できるくらい難しかった。これはオレにとっても初めてのことで、「えっ?」と面食らった。体勢を工夫してなんとか挿入できたが、複数の男性経験があった彼女にとっても初めてのバックだったのだ。

彼女の要求を満たすには、男は様々な体位を熟知して、どうすればいいのかの経験を積んでおく必要がある。

あまりにも積極的に女性に迫られると、男性は嬉しい反面プレッシャーを感じます。」は、これでプレッシャーを感じる男はセックス経験値が低いということ。そんな男に過度の期待するのが間違っている。女性の欲求を満たせないのであれば、満たしてくれる男を探した方がいいと思う。

体の反応だけでわかるはずと女性は考えがちですが、「すごくいい」など耳からの刺激も男性は欲しいと思っています。」ということについては、たしかに気持ちよさを伝える言葉は大切だけど、そもそも「体の反応だけでわかるはず」と女性は思っているのだろうか?

ここでいう「体の反応」が、なにを指しているのかが曖昧。
それが愛液の量なのか、喘ぎ声の変化なのか、身じろぐ動きなのか、呼吸の速さなのか……。セックスのときの反応は、女性それぞれで違っているので、相手の彼女とどれだけセックスしてきたかの経験値がないと、反応を読み解くことは難しい。セックス頻度にも関係していて、たまーにしかセックスしないのであれば、体の反応の変化は判別しにくい。

言葉というよりは、感じている声を出せばいいんだ。
羞恥心があると、声を出すのが恥ずかしいという意識も働くので、声を出すのを我慢してしまう。そうではなくて、素直に感じているままに声を出すことだ。セックスするのに、羞恥心など無用の長物なのだ。

現実的な話をすると、自宅でのセックスで大声を出すのは、近所に聞こえる可能性もあるため、控えざるをえない。
ならば、存分に声を出せるように、ラブホに行くことだ。ラブホだったら、絶叫したっていいのだし、隣の部屋に聞こえたところで気にする必要はない。ラブホは存分にセックスするのに、最適の環境なのだから。

いずれにしても、男女間でセックスについてのコミュニケーションが不足しているのだと思う。
セックスのときだけでなく、普段からセックスについて、互いに思っていること、感じていること、考えていることを話し合い、互いが求めていることを相手に伝えることは大事。

マンネリ化させないためには、「今度、こんなセックスしてみよう」とか「この体位にチャレンジしてみよう」とか、小さな目標というか計画的にセックスをすることだ。漫然とセックスしていれば、飽きが来るのは当たり前。

「今度の連休は、○○に行って、○○をして、○○のお店で○○を食べたい」と、レジャーのときにはいろいろと計画を立てるだろう。
セックスだって同じようにレジャーだと思えばいいんだ。
ラブホはセックスのためのレジャー施設みたいなものだし、「ここのホテルに行って、こうして、ああして……」と、計画を立てるのも楽しいものだ。実際、オレはそうしている。

セックスについて、男女でもっと考えて、楽しむ。

その気持ちというか意識があれば、マンネリ化はしないと思うよ。